私、ATMなんで。-SS-〈7〉 (ページ49)

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LY「いいよいいよ。ここ、ご馳走してくれるんでしょ？それに、一緒に過ごしてくれるだけで十分だよ。」

XU「ごめんな？じゃあ乾杯しよう！レイ、お誕生日おめでとうー！」

LY「ありがとう〜」

XU「ほら、Aも。」

『………おめでと。』

LY「フフ、ありがとうAちゃん。やっぱり、ヒョンの前でのAちゃんが一番可愛いね。」

『だから、そういうことを言うなってば…』

LY「ごめんごめん。でもこんなこと、身内にしか言わないよ。」

『身内…』

LY「これからも僕とも仲良くしてね。ジョンデのことも、よろしくね？支えてあげてね。」

『は？なんでお前にそんなこと言われなきゃいけないんだよ。言っとくけどな！私とジョンデちゃんは、お前と出会う前から友達なんだ！私の方が先にジョンデちゃんと仲良くなったんだ！お前に言われなくたって、私の初めての女友達は大事にするんだ！フンっ！』

LY「っ、……フフフッ。本当に、素敵な女の子になったね。」

XU「だろ〜」

LY「あ、Aちゃん。ヒョンにプレゼント渡さなくていいの？」

『あっ、そうだった！』

XU「プレゼント？なんのプレゼント？今日誕生日なのはレイだぞ？」

『デートに誘ってくれたお礼のプレゼント！デートじゃなくなっちゃったけど……チィッ！』

LY「うわ〜、面と向かって女の子に舌打ちされた〜」

『お兄ちゃんこれ！良かったら受け取って！』

XU「またお前は俺に金ばっか使って…ありがとな。これ何……石？」

『これはなんとっ！金運を引き寄せる石なんだよ！この石に名前を書いて毎日丁寧に塩水で洗い続ければ、億万長者になれるんだって！石洗うだけで大金持ちとか凄くない！？それがたったの3万円とか安くない！？お兄ちゃん、余生は一緒にタワマンでのんびり暮らそうね〜？』

XU「っ、クーリングオフ！！クーリングオフはできるのか！？」

LY「じゃーん、僕も一緒に買っちゃった〜。自分への誕生日プレゼント〜」

XU「ジョンデーーー！早く来てくれーーーッ！」

2023.10.7 Happy Lay Day♪

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