〈66〉どうぞお入りくださいお姫様。 ページ43
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CH「zzz……
"ドンドンドンドンドンッ！"
っ、なに！？」
『ジョンデちゃーーん！あーそーぼー！！』
CH「………。」
『ジョンデちゃーーん！開けてよジョンデちゃーーん！』
CH「静かにっ！まったく…」
"ガチャ"
『よ！お待たせ〜！』
CH「待ってない。」
『遊び行こ！』
CH「行かないよ！僕寝てたんだけど…」
『まじで？早過ぎだろ！まだ0時だよ！夜はこれからじゃん！』
CH「いや、明日から僕ライブだよ？一人で、初めての日本ツアーだよ？緊張し過ぎて遊んでる余裕なんてないよ…」
『えーー！せっかく日本に来たんじゃーん！夜更かししようよ〜っ！』
CH「夜更かしなんて、お兄ちゃんに怒られるよ？」
『黙ってれば平気だも〜ん！ゲーセン行こ！太鼓！太鼓叩こ！あとマリカーも！勝負しよ！それからっ、ブラコングルメで深夜に開いてるお店探して食べ歩きしよ！』
CH「行かないってば…僕はもう寝るよ。」
『えーーーっ！』
CH「シッ！もう夜中なんだから、静かにっ。」
『………本当に行かないの？』
CH「行かないよ。」
『せっかくの誕生日なのに…？』
CH「っ、……お祝いなら、今日ライブが終わってからにしてよ。ね？」
『え〜、今からがいい……私まだ眠たくないもん…』
CH「………また、一人の部屋が寂しくなっちゃったんでしょ。」
『っ、…違うし。お祝いしてあげるって言ってるだけだし！』
CH「ありがとう。でも今は大丈夫だよ。Aちゃんも早く寝て？」
『やだっ！』
CH「わがまま言わないの〜。」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2023年6月5日 7時
