私、ATMなんで。-SS-〈7〉 (ページ39)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:9,264 hit

・ページ39

『グフッ……そんなにショック？でも、今回は私間違ったこと言ってないよね？私だけなんて、不公平だもんね？』

XU「…………間違ってる。」

『え？』

XU「Aが間違ってる！俺の方が正しい！お前は一生、俺を待ち受けにしてなきゃいけないんだっ！！」

『うわ〜、めちゃくちゃ言ってる〜』

XU「めちゃくちゃじゃない！俺が正しいっ！妹ならお兄ちゃんの言うこと聞いてろ！」

『うわ〜、俺様〜、好き〜』

XU「好きなら俺に戻せ！」

『う〜ん…でもやっぱり、納得はできないな〜……そうだ！私とお兄ちゃんの言い分どっちが正しいか、みんなに聞いてみようよ！』

XU「聞かなくてもわかる。俺が正しい。」

『いいからいいから！』

XU「……聞くって、誰に聞くんだよ。」

『そうだな〜、まずは一番暇そうな奴から……こいつだな。』

"プルルルルル、プルルルルル…"

LU「______はーい、もしもーし。どうした小豚ー」

『やっぱお前は暇なんだな。』

LU「いきなりなんだその言い草はッ！！」

『しうちゃんから大事な話がある。心して聞け。』

LU「は？なんなんだよ一体…」

XU「………るぅ？」

LU「しうちゃん？どうした？話って何？」

XU「Aがさ、俺以外の写真を携帯の待ち受けに設定したんだ。今までずっと俺の写真だったのに、しかもよりにもよってチャニョルと一緒に写ってるやつなんかに変えてさ……そんなの、間違ってるよな？」

LU「…………………は？」

XU「俺はAの写真を待ち受けにしてないのに、自分にだけ強制するのは不公平だってAは言うんだけどさ、でもAは俺を好きなんだから、ずっと俺の写真を待ち受けにしてなきゃダメだろ？そりゃあ俺だって好きだけどさ、でも俺は別にいいじゃんお兄ちゃんだから。でも妹はダメだろ？なぁ？」

LU「………………うん、何言ってるか全然わかんない。」

XU「え〜、るぅ酔ってんの？」

LU「お前がなッ！！！！」

XU「うわ、声でか〜」