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CH「人間を見たと報告を受けた場所には、死体しか転がってなかったって。コウモリが見間違えたのかもね！」
BK「あ〜、処理し忘れてたのがまだあったか？明日にでも燃やしに行くか〜」
CY「ゔぇ〜、それ何日前の死体？俺行きたくない…絶対吐いちゃう…」
SE「じゃあ、ジョンインが会ってたっていう人間は、どこに行ったわけ？」
KA「………人間になんて、会ってない。」
SU「っ、ジョンイン！」
KA「会ってない。僕はいつも通り散歩をして、いつも通り狼と遊んでただけ。今日もいつも通りの夜だったよ。」
SU「…………ハァ…こうなったらもうダメだ。」
DO「………」
BK「ジョンインも頑固だからなー！」
CH「まぁまぁ！本当にコウモリの見間違えかもしれないしさ！」
SU「とにかく、力が弱まっている可能性があるなら、明日にでもなんとかしないと…」
BK「今日街に行った時、催眠かけて回れば良かったなー。でも俺、あの催眠苦手〜」
SU「明日僕が行くよ。セフン、着いて来てくれる？」
SE「うん。でも、力が弱まってるってことはないと思う。二週間前にかけたばかりだよ？いつもは三ヶ月は保つのに。」
SU「そうだよな……もしかしたら、迷い込んだ人間は街に住む人間じゃないのかもしれないな。」
KA「………」
CH「それよりも！先にジョンインのお風呂だよ！」
CY「ハハッ！ジョンイン、本日2回目のお風呂タイムだ！」
CH「お湯を溜めてるから、ちゃんと温まってくるんだよ？」
KA「うん……ジョンデ兄さん、…」
CH「ん？」
KA「………ううん、なんでもない。」
CH「そ？ほら、早く入っておいで！」
KA「うん…ありがとう…」
DO「っ、ジョンイン！」
KA「………俺が兄さんに、嘘なんてつくわけないよ。」
DO「ッ、……」
KA「俺がどれだけ人間を恨んでるか、知ってるでしょ？今だって、あの日のことを思い出すだけで目の奥が焼けたように熱くなる……俺は兄さん達に、嘘なんてつかない。」
DO「………さっきよりも顔色が悪いよ。お風呂上がったら、あの薬草で作ったスムージー飲んでもらうから。」
KA「ゔげぇ〜、あれ嫌い…」
BK「俺も嫌いー！」
CY「俺も…そもそもさー！あんな薬草が俺達の体に効くわけ？」
SE「効くわけない。」
CH「仕方ないよ。少しでも代わりになるものを摂取して補わないと。だって僕達みんな……人間の血が飲めないんだから。」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2023年6月5日 7時
