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『キャッ！何！？コウモリ！？や、やめて！痛いわやめてっ！』
KA「やめろ！僕は大丈夫だ！」
狼「ガルルルルッ！」
"バサバサバサバサッ…"
『っ、……ハァ〜、行ったみたい…怖かった〜っ』
KA「(ジョンデ兄さんのコウモリだ……屋敷に戻った。兄さん達の耳に入るのも時間の問題か…)
ごめん、雨宿りしてる時間はもうなくなった。こいつが道案内をしてくれる。少し距離があるけど、今すぐ街に帰って。」
『え！？で、でも、もうこんな夜中だし、日が登ってから帰ろうと思ってっ、KA「ダメだ！今すぐ帰るんだ！」
っ、……貴方は？貴方も街から来たんでしょ？一緒に帰りましょ…？』
KA「…………柵のところまで、この人を送り届けて。できるよね？」
狼「クゥ〜ン…」
KA「僕は大丈夫。兄さんのコウモリがまだ、何匹か残ってるはず。もし攻撃してきたら、ちゃんと助けてあげて。いいね？」
狼「ワフッ」
KA「良い子……行け。」
狼「ワォーン！」
KA「彼を追って！早く！走って！」
『ッ、………私っ、Aって言うの！貴方の名前は！？』
KA「………もしまた会えたら、教えてあげる。」
『っ、……また会えるわ、絶対に。』
"タッタッタッタッタッタッ……"
KA「…………」
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SU「_______……で？何があったんだ？」
KA「………」
SU「黙ってちゃわからないだろ？コウモリ達が知らせに来た。森に人間が迷い込んだって……ジョンイン、人間に会ったのか？」
KA「………」
SU「どうして何も言わないんだ……っ、まさか！また人間共に何かされたのか…ッ！？」
KA「っ、違う！何もされてない！」
SU「そうか……でも、人間に会ったのは本当なんだな。」
KA「………」
DO「ジョンイン、どうして何も話してくれないの…？僕たちに、隠し事はしないでよ…っ」
KA「っ、…ギョンス兄さん…」
"…バサバサバサバサッ！"
CH「あ、最後の一匹が戻って来たね。あの狼を追ってたみたいだよ？ジョンインのお友達の。」
KA「ッ、……」
CH「なになに〜？うん…うん…うん……そっか！報告ご苦労様。今日はもう休んでいいよ。お疲れ〜！」
"バサバサバサバサッ…！"
KA「………」
SU「ジョンデ、なんだって？」
CH「んっとねー、狼が柵付近まで走って行ったみたいだけど……そこに人間はいなかったって！」
KA「っ！？」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2023年6月5日 7時
