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KA「ご馳走様でした。ちょっと散歩に行ってくる。」
SU「今日も？」
KA「うん。本当は明るいうちに行きたかったけど、起きられなかったから…雨が降る前に風に当たりたい。」
DO「え、今日雨降るの？天気予報では何も言ってなかったけど…」
KA「降るよ。匂いがする。」
DO「そっか…じゃあ、洗濯物は中で干さなきゃ。」
SU「気をつけるんだぞ？前みたいに、朝まで帰って来ないなんてことになったら、当分散歩は禁止にするからな？」
KA「あの時は、気付いたら居眠りしちゃってて……すぐに戻るよ。一時間くらいで帰るから。」
SE「僕も行く。」
KA「え？」
SE「散歩、僕も一緒に行く。」
KA「セフンも…？」
SU「どうした？普段外になんて滅多に出ないのに。」
SE「今日はそう言う気分なの。別にいいでしょ？もう夜中だし。」
KA「………」
SE「なに……僕と一緒じゃ嫌なわけ？」
KA「いや、そうじゃないけど……そうじゃなくて…」
DO「………セフン。ジョンインは、一人の時間を大事にしてるんだよ。きっとこの散歩が、気分転換にもなってるから。外に出たいだけなら、スホヒョンと屋敷の周りを見てきてよ。」
SE「………」
KA「ごめん、セフン…」
SE「別に……気をつけて。」
KA「うん……ありがとう。いってきます。」
SU「いってらっしゃい。」
DO「ジョンイン、決して向こう側には…」
KA「うん、わかってるよ。柵の向こうには絶対に行かない。」
DO「………いってらっしゃい。」
KA「いってきます。」
"…バタン"
SE「………」
SU「珍しいな。どうしたんだ？」
SE「だから別に………ただちょっと、顔色が悪そうに見えたから。」
SU「ジョンインの？」
DO「セフンの方が白く見えるけど？」
SE「っ、だから！ちょっとそう見えただけだってば！」
DO「ジョンインが心配だったんだね。」
SU「良い子だ、セフン。」
SE「ッ、………フンっ」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2023年6月5日 7時
