私、ATMなんで。-SS-〈7〉 (ページ12)

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XU「お前ももう大人なんだから、好きにしたらいい。お前とチャニョルは好き合ってる同士なんだし、責任ある行動ができるなら俺がとやかく言うことじゃない。」

『っ、……え〜…なんかそれ、突き放されてるみたいでやだなぁ……ほんとに？本当にそう思ってる？』

XU「………黙ってればいいものを、俺に馬鹿正直に話した理由当ててやろうか？」

『なっ、なんのこと？理由とか、そそそそっ、そんなの、別に無いけどっ？』

XU「いつもみたいに、俺にヤキモチ妬かせたかっただけだろ！怒る俺を見て、ニヤニヤ喜びたかったんだろ！」

『ちっ、違うよー！私そんなに性格悪くないよー！』

XU「嘘つけ。お前の思い通りになんて動いてやるかよ。」

『っ、…じゃあ！本当にいいんだね！？チャニョルと二人でお泊まりしても！』

XU「どうぞ？」

『二人だけだよ！同じ部屋だよっ！いいの！？』

XU「いいも何も、もう勝手に決めてんだろーが。」

『っ、なんで！！なんで嫌だって言ってくんないのっ！さっきまではあんなに素直だったのに！なんで怒ってくんないのっ！俺以外の男と泊まりだなんてやめてくれって、いつもみたいに泣いて縋ってよ！！』

XU「いつもしてないだろそんなこと！そんなゲスいことばっか考えてるお前の思い通りになんて、絶対に動いてやるもんか！」

『ゔぇ〜ん！お兄ちゃんの意地悪っ！もういいもん！お兄ちゃんがヤキモチ妬いてくれないなら、本当に二人でお泊まりしてやるんだからっ！どうなっても知らないんだからーっ！』

XU「っ、……俺がダメだって言ったら、同じ部屋で泊まるのやめるの？」

『えっ！やっぱり嫌なの！？ヤキモチ妬いちゃうっ！？キャーッ！シスコン萌ぇ〜〜っ！』

XU「喜んでんじゃねーよ！まだ何も言ってないだろ！」

『お兄ちゃんが可愛くヤキモチ妬いてくれたら、同じ部屋はやめるかも！ぐっふっふっ！』

XU「っ、……アホくさ。お前のそういうところ、大っ嫌い。」

『えっ！？』

XU「勝手にしろ。俺は先寝る。」

『ちょ、ちょっと待ってよお兄ちゃッ、"バタン！"

っ、………やっべ、やり過ぎた。』