私、ATMなんで。-SS-〈5〉 (ページ35)

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母「お兄ちゃんおかえり。ご飯は？」

XU「食べる〜。タンのおやつも買ってきたぞ〜」

猫「ミャ〜オ！」

母「あげすぎちゃダメよ〜。その子最近太ってきたのよ。ご飯も、この間からダイエットフードに変えたの。」

XU「確かに…前に会った時より一回りでっかくなったな。タン、太っちゃったの？太ってもお前は可愛いな〜」

猫「ミャ〜ッ/////」

『っ、てめぇ！しうちゃんがぽっちゃり好きと知りわざと太りやがったな！？』

XU「違うし！」

母「わざとなわけないでしょ。あなた達が帰ってくるたびにおやつだなんだって甘やかすからよ。可愛くても健康に良くないんだから。それに、中身だけじゃなく体型まで似てきたら困るもの…」

『………え？なに？なんでこっち見るの。』

母「ハァ……ほら、ご飯にするわよ。」

XU.猫「「『は〜い』」」

母「っ、…今、タンも一緒にはいって言わなかった…？」

XU「母さんまで何言ってんの…疲れてるんじゃないの？」

母「そうよね…そんなことあるわけないわよね…」

『ごはーーん！』

猫「ミャ〜〜オ！」

母「はいはい！ちょっと待ちなさい小豚ちゃん共！」

XU「フハッ、猫なのに豚だって〜」

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『ごちそうさまでした！お兄ちゃんっ、ソファーで一緒にテレビ見よ〜！ママー！ココア淹れてー！』

XU「こら、自分で淹れろ。」

母「お兄ちゃんは？コーヒー？」

XU「コーヒ〜」

『自分で淹れなよー！』

XU「俺は良い子だからいいんですぅ〜」

『私だって良い子だよ！今日も残さず全部食べたもん！』

XU「俺だって全部食ったわ。母さーん、父さん次いつ帰ってくるんだった？俺3ヶ月くらい会ってない気がする。」

母「来週よ。」

XU「じゃあ帰って来たら、久しぶりにみんなでご飯でも行こうよ。先月の父さんの誕生日、俺まだ何もしてない。」

母「良いわね。お父さんにも伝えておくわ。」

XU「何食いたい？」

『お肉！』

XU「お前に聞いてない！」

母「お兄ちゃんがご馳走してくれるの？」

XU「もちろん〜」

『っ、ママ！お兄ちゃんに払わせるなんてそれでもATMなの！？』

XU「ATMじゃなくて親だ馬鹿野郎。お前もたまには親孝行しろっての。」

『私、パパのお誕生日ちゃんとプレゼントあげたも〜ん。』

XU「お、えらいじゃん。何あげたの？」

『私達の成長記録だよ。』

XU「せいちょう、…きろく…っ？」