・ ページ15
XU「じゃあ本当は？」
『っ、……チャニョルが…』
XU「チッ！」
『違うよっ！デートとかじゃないよ！ただ、その日の撮影が一つ延期になって、早めに終わるからチキンとケーキでも食べて帰ろうかって…』
XU「クリスマスに男女でチキンとケーキ食いに行くのは、立派なデートなんだよっ！」
『え？そうなの？知らなかったな…恋愛初心者なもんで…』
XU「ハァ……やっぱりAも、兄ちゃんより好きな男を取るんだな…」
『は！？そんなことあるわけないじゃんッ！お兄ちゃんが一緒に過ごしてくれるなら、お兄ちゃん優先に決まってるじゃんっ！でもお仕事じゃん！私がどれだけお兄ちゃんがいいって泣いたって、お兄ちゃんは一緒にいてくれないじゃんっ！！』
XU「っ、……ごめん…」
『あっ…違う！ごめんっ！嫌な言い方した！ごめんなさい…！』
XU「ううん、Aの言うとおりだから。いつも一人にしてごめんな？あ、今年は一人じゃないのか。」
『っ、……』
XU「あんまり遅くなるのはダメだぞ。飯食ったらさっさと帰ることー。」
『………お兄ちゃん、私やっぱりッ、XU「楽しんでおいで。」
っ、………』
XU「くれぐれも騒ぎにはならないように！わかった？」
『う、うん…』
XU「俺からのプレゼントも楽しみにしてろよな。」
『ありがとう……私からのプレゼントも、楽しみにしててね。』
XU「おー、楽しみ楽しみ。今年は何かな〜」
『………』
・
・
・
・
CY「お店どこにするー？」
『う〜ん、やっぱりどこも混んでるな……あっちの通りも行ってみる。』
CY「うん！……ねぇ、A。」
『あ？』
CY「そのイヤリングって…」
『っ、そう！お兄ちゃんからのクリスマスプレゼント！朝にもらったの！』
CY「やっぱりかーーッ！やっちまったぁ…」
『は？なんだよ…』
CY「ゔぅ……プレゼント、被りました…。』
『え？』
CY「ごめんっ！俺が選んだプレゼントも、イヤリングなんだ…」
『あぁ、なんだそんなこと？これとまったく一緒ってわけじゃないんだろ？それなら別にいいけど。』
CY「よくないよっ！！」
『うっさいっ！！』
CY「よりにもよって、ヒョンと被るなんて…ッ！」
『別にいいって言ってるじゃん！イヤリングいっぱい持ってるわけじゃないし。別に、チャニョルからのもちゃんと嬉しいし…』
CY「きゅんッ/////」
『キモい。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ATMs
| 作成日時：2022年12月9日 4時
