〈39〉大丈夫？そいつ生きてる？ ページ41
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『ん？この匂いは……』
DO「ゴホッゴホッ！」
『………咳、朝より酷くなってる。』
DO「うん…本格的に熱出て来たかも…体がだるい……っ、ゴホッ！」
『寒気は？』
DO「少し…」
『暖房付けるか。』
DO「やだ、喉が乾燥する。」
『言ってる場合かよ……撮影まで、医務室で横になるか？』
DO「ううん、ここで大丈夫。」
『じゃあ毛布だけでも借りてくる。これ巻いて待ってろ。』
DO「え…でもこれ、チャニョルにもらったマフラーでしょ…」
『うん。カシミアだから超あったかいぞ。』
DO「それ、僕が巻いていいものなのかな…」
『はぁ？いいに決まってるだろ。マフラーは巻くものだ。』
DO「いや、そういうことじゃなくて…』
『いいから巻いてろってば！』
"ギュッ、ギュッ！"
DO「ゔっ、ちょっと、苦しいよ…」
『大人しくしてろよ。』
DO「ありがとう…ごめんね。」
『ついでに今日の差し入れ何か見てくる。さっきから、なんか良い匂いがするんだよな…』
DO「ほんと？鼻も詰まってるのかな……お行儀よくしてね。」
『子供扱いすんなばーか。』
"バタン…"
DO「ハァ……最悪。ゴホッゴホッ！
"コンコンコンっ"
っ、はい！開いてます！」
"ガチャ…"
XU「よ。ギョンスヤ〜」
DO「ヒョン！？え、なんでここに！」
XU「番組のPR撮り〜。10分で終わっちゃって暇だから遊びに来た〜」
DO「ヒョンも今日ここで撮影なんて知りませんでした！Aちゃんも何も言ってなかったし…」
XU「時間に余裕できたから、急遽頼んで前倒しで撮ってもらうことになったんだよ。」
DO「なるほど……なんか良い匂いって、そういうことか。」
XU「え？匂い？」
DO「Aちゃん、たった今出て行ったところで…」
XU「うん、後ろ姿見えたよ。またうるさくなるから声かけなかった。ギョンスは？ドラマの撮影今からか？」
DO「はい。でも開始までまだ30分はっ、ゴホッゴホッ！」
XU「大丈夫かっ？」
DO「すみません…大丈夫です。」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2022年10月13日 21時
