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『アホか。あんな人がゴミのようにいる観光地で、そんなことできるわけないだろ。セフンとは借りてた撮影スタジオの屋上で、丁度エッフェル塔をバックに踊れたってだけだ。ていうか嫌だし。セフンと違ってお前は遊びで終わんないから嫌。しんどい！ガチ勢とはマジで無理！！』
KA「ガチ勢って……ヌナだって、やり出したらすぐ本気になるくせに。」
『だから嫌なんだろ。疲れる。』
KA「え〜、踊ろうよ〜！セフンとはヒップホップだったよね？じゃあ俺とはジャズね！」
『嫌だってばっ！自由時間は一人でピッツァ食い倒れツアーをするって決めてるんだ。もう行きたいピザ屋もピックアップしてるもんね〜。合間にジェラート屋も行く！』
KA「なんで一人で……せっかく一緒に行くんだから、二人で遊ぼうよ…」
『ダンスはやらない。』
KA「えぇ〜……じゃあその食い倒れツアーってやつ、俺も連れてって。」
『金はお前持ちな。』
KA「はいはい……食べるだけじゃなくて、服屋も見て回ろうね？ヌナも、シウミニヒョンへのお土産見たいでしょ？」
『見たいっ！ATMの名に恥じないよう、またいっぱいプレゼントしなきゃ！ペアルックも買っちゃお〜！』
KA「俺ともお揃いしよ〜」
『お前とはもうお揃いあるじゃん。ほら。』
KA「あ、クマさんキーホルダー！俺もちゃんとつけてるよ！ハートくっつけよ！」
"カチッ"
『うわぁ…ほんとバカップル…』
KA「かわいい〜。これも、ずっと持っててくれてありがとう。みんながどうしてヌナにプレゼントしたがるか知ってる？こうやって、いつまでも大事にしてくれるからだよ。」
『だって、使わないとお前ら文句言うし…』
KA「みんな自分のプレゼントが一番だって自慢したいんだよ。俺も自慢したいから、今日の服もいっぱい着てね。」
『じゃあ、イタリア行く時これ着ようかな…』
KA「ほんと！？じゃあ俺も、このクマのセーター色違いで買っちゃおっかな！俺も空港ファッションこれにする！ペアルック！」
『はっ！？それはダメだって！そんな堂々とペアルックなんて、ペンにバレたらまた面倒なことあれこれ言われるだろ！それに、そんなファンシーな格好でペアルックとかまじでバカップルじゃん！嫌だ！』
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作者名：ATMs
| 作成日時：2022年10月13日 21時
