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DO「………」
KA「…………ヒョン？」
DO「ん？」
KA「考え事…？」
DO「違うよ。ぼーっとしてただけ。」
KA「………なにが、あったの…？」
DO「昨日も言ったでしょ？もう終わった話だから…。」
KA「でもやっぱり気になる……教えてくれないの？その頬っぺたも…どうして怪我したの…」
DO「これは……失恋の傷？」
KA「えっ！？」
DO「いや、この怪我は違うか……でもまぁ、要約したらそういうことだね。」
KA「待って！失恋って誰に…っ」
DO「ふふ、誰にって。」
KA「っ、……ヌナ、だよね…？」
DO「うん。」
KA「いつもの冗談じゃなくて？本当にってこと…っ？」
DO「……うん。」
KA「っ、……全然、そんな風に見えなかった…二人共いつも通りで…」
DO「……普通にできてた？」
KA「え…」
DO「僕、ちゃんといつも通りだった？」
KA「………うん…。」
DO「はは、なら良かった。お芝居の勉強しておいて良かったな。」
KA「ヒョン…ッ」
DO「昨日フラれた時はまだ実感が湧かなくて、まだどこか他人事のような感じがしていて……今日になって、普通ってどうだっけって考えながら過ごしてたら……なんか、苦しくなってきちゃった。」
KA「っ、……」
DO「でも、悲しむ権利なんて僕にはないんだよ。僕が最低な事をしたのに、Aちゃんは許してくれたんだ。許してくれて、ちゃんと返事をしてくれて…それでも一緒にいたいって言ってくれたんだよ……僕、本当に酷い事をしたんだ。ジョンイナが聞いてもきっと怒るような…最低な事。それでも、一緒にいたいって……これ以上望んだら、バチが当たるよね。」
KA「………ヌナと一緒にいて、辛くない？」
DO「うーん……今はちょっとだけ辛いかも。でもそれは失恋の辛さだけじゃなくて、僕がしてしまった事への罪悪感で……でも、僕から離れようとすると怒っちゃうんだもん。酷い話だよね？フッておいて側にいろだなんて……一緒にいたら、好きなままなのにね？」
KA「………」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2020年11月5日 0時
