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『冷たッ！湿布なんていらないよ〜』
XU「我慢して。少し腫れてるから……痛かったか？」
『痛くしたくせに。』
XU「っ、……ごめん。」
『いいよ！DVお兄ちゃんも大好きだもん！』
XU「……ギョンスも、手荒なことして悪かった。」
DO「いえっ！ヒョンは悪くありません…僕が、殺されてもおかしくない事をしたんだから…ッ」
『ほーんと！私がもう一歩遅かったらギョンス死んでたな！』
XU「他人事みたいに言ってんじゃねーよ…本当になんなんだよ。俺まだ混乱して…」
DO「………あの、ヒョン…湿布まだ余ってますか？」
XU「あるよ？え、お前も怪我した？強くやり過ぎた！？」
DO「いえ！僕はどこもっ！Aちゃんに…」
XU「え？Aのどこに？」
『私どこも痛くないけど。』
DO「っ、……手首……僕が、強く握り過ぎたから…だから…ッ」
『手首…？あ、本当だ。ギョンスの手形が残ってる！」
XU「っ！？」
『長袖だから気づかなかった！』
DO「ごめんなさい…っ」
『ギョンス意外と力あるんだもんな〜。昨日ギョンスに押し倒された時も、全然抜け出せなくてさ！びっくりした！』
XU「押し倒された…ッ？」
DO「ごめんなさいっ！！」
『このくらいの跡、放っておいても治るだろ。別に痛くはないんだし。』
DO「駄目だよ！そんな跡、いつまでも見たくないでしょ…っ。だからヒョン、貼ってあげてください…」
XU「………A、手出して。」
『ギョンスが貼って。』
DO「えっ…」
XU「………」
『ギョンスが付けたんだから、ギョンスが治して。』
DO「っ、………でも……僕に触れられるの、…怖くないの…ッ？」
『怖くない。』
DO「っ、………僕は、…怖いよっ…」
『私はもう逃げないぞ。だからギョンスも逃げるなよ。』
DO「っ！？」
『ん。貼って。』
DO「…………痛く、ない…？」
『だから何度も言ってるじゃん。痛くないってば〜』
DO「……ごめんっ……ごめんね…ッ」
『治るまで、毎日ギョンスが湿布貼るんだぞ。』
DO「っ、……」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2020年11月5日 0時
