私、ATMなんで。49 (ページ17)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:77,239 hit

2371 ページ17

・
・
・
・

ナヨン「最っ低！！」

『だよねぇ！？』

ナヨン「そんな方法で傷付けるなんて、男の風上にも置けない！！ていうか人としてあり得ないわ！！これは立派な犯罪よ！？」

『う、うん…だよね…』

ナヨン「クズよクズ！そんな人だとは思わなかった！がっかりよ！！」

『………だよ、ね…』

ナヨン「で！？」

『え！？』

ナヨン「それで！！」

『それで…？』

ナヨン「それでAちゃんは、100パーセントギョンス君だけが悪いって思ってるのかな？」

『ッ！？』

ナヨン「私が今言った事は全部本心よ。ギョンス君は最低なクソ野郎だわ。本当にがっかりした。だけど……そんな事をした彼の気持ちが一つもわからないってAちゃんが言うなら、貴方にもがっかりだな。」

『………』

ナヨン「私言ったよね？私だけじゃなくて、彼ら自身も散々言ってたよね？いくら家族のように仲が良い彼らでも、彼らは男で、Aちゃんは彼らが好きになった女の子なんだよ。ずっと一緒にいるには、今の関係のままが一番良いと思ってるAちゃんの気持ちはもちろんわかるよ。だから彼らもAちゃんの気持ちを汲んで、なんの変化も無い日常を送っていたんじゃないの？好きな子を傷付けないように、自分に言い聞かせて来たんじゃないの？」

『………』

ナヨン「Aちゃん……そろそろ気付こうよ。自分がどれだけの事を彼らに強いらせているのか。そして、甘えるのはもうやめよう。」

『っ、……みんなで…ずっと一緒には、いられない…？』

ナヨン「そのみんなの中には、変わらずギョンス君も入ってるわけ？」

『っ、……』

ナヨン「呆れた！そんな事されといて、まだ一緒にいたいと思ってるの？」

『………昨日の事、すっごくムカついたし、ギョンス死ねって何度も思ったけど……100パーセントギョンスが悪いとは、思ってない…』

ナヨン「自分にも非があると思ってるの？」

『ギョンスは、駄目って言った…部屋には入れないって。出て行けって言った…』