私、ATMなんで。48 (ページ38)

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『チャニョルは、映画を成功させるって条件で約束したんだ。ベクは？何を頑張るの？』

BK「っ、……それは、何かを頑張って成し遂げたら、俺ともデートしてくれるってこと？」

『デートじゃない！ただ、お前が駄々こねるから……二人でどこか行きたいなら、行ってやらんこともない…』

BK「っ、動物園！！」

『動物園～？ガキかよ！』

BK「だって俺、遊園地行っても絶叫系とか乗れねーし。デートらしいところなんて、そのくらいしか思いつかない……あ、水族館でもいいよ！ていうかどこでもいい！Aと行けるならどこでもいい！」

『っ、……で？何を頑張るの？』

BK「うーん…頑張るって行っても、俺今のところでっかい仕事入ってないしなー」

『じゃ、私が取ってきてやるよ。』

BK「………やばい仕事とかはやめろよ？俺、お前と違って法に触れるような事はさすがに…」

『法に触れた事なんて一度もねぇよ！！アイドルの仕事に決まってんだろ！私が、お前が挑むに相応しい仕事を取ってきてやる。やばい仕事の方がマシだって思えるような、びびっちまうくらいでっかい仕事をな！』

BK「さすが、敏腕マネージャー補佐様ですこと……よっし！じゃあ絶対成功させて、お前とのデート権を手にしてやる！」

『失敗したらもちろん行ってやんないからな。そもそもチャニョルだって、初日からNG出しまくりなんだか本来なら約束は無効なんだぞ…』

BK「じゃあ行かないんだな、遊園地。」

『っ、……でも、映画が成功したらとも言ったから、NG出しても成功すればいいんだし…』

BK「つーまーり、お前が行きたいんだろ？」

『うるさいなぁ！だって久しぶりだもん遊園地！！またあいつが吐くまでジェットコースター乗りまくるんだ！』

BK「おえっ…想像しただけで俺無理だ……浮かれるのもいいけど、二人でなんてそもそもバレたらまずいんだぞ。ちゃんと慎重になれよ。」

『わかってるし……そんなことよりさっさと屋台探せ！あっ、あそこ！あそこ屋台ある！トッポギあるかも！』

BK「へーい…」

『お兄ちゃんへの土産も買えー』

BK「……へーい」

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