私、ATMなんで。50 (ページ11)

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BK「え！？いやっ、ほら！てっぺんって言うのは俺の中のてっぺんなわけでっ、ちゃんとした定義は無いって言うか！賞とかそういう具体的なこと言われても困るって言うかっ！」

『ふはっ！必死か！』

BK「っ、……必死だ。好きな奴とのデートがかかってんだから。」

『………今日、監督が褒めてたのはお世辞なんかじゃないと思う。客寄せパンダくらいにしか思ってなかったあいつらに、ちゃんとお前は知らしめてやれた。EXOのメインボーカルに恥じない歌だった……よくやった。』

BK「ッ///////………シシッ、あんがとな！」

『稽古は再来月からだ。それまでに本格的にボイトレ始めるぞ。』

BK「おう！あ～……俺さ、ジウさんにお願いしようかなって思ってるんだけど……いいか？」

『………いいんじゃない？たった二日でここまで仕上がったんだから、続ける価値あるだろ。』

BK「だよな！？自分で言うのもなんだけど、俺すげーよな！？声の出方が全然違うんだよ！」

『伸びはイマイチだったけど。』

BK「まだ言うかっ！でも、肺活量がまだまだ足りないよな…筋トレももっと頑張らねぇーと。」

『みんなして筋トレ筋トレって…』

BK「ちゃーんとお前の糖分は用意してやるってば。」

『当然だっ！あ、そうだこれ見て！水族館で食べられるサメの頭ケーキだって！』

BK「うわっ、すっげぇリアル…美味そうには見えないんだけど。」

『これ食べるんだ～！』

BK「………ふ～ん？もうそんなの調べてるんだ？まだ行けるかもわからないのに？楽しみにしちゃってるんだ？」

『っ、……どのみちお前が無理ならしうちゃんに連れてってもらうんだから！むしろしうちゃんと食べたいし！しうちゃんにはこっちの、チンアナゴがいっぱい刺さったチンアナゴパフェを食べさせてあげるんだ！！』

BK「気持ち悪ッ！チンアナゴめっちゃ生えてる！そんなのヒョン食わないだろ…そのチンアナゴ何でできてんの？クッキー？」

『知らない。チンアナゴパフェを前にして、うぇ～って顔してるしうちゃんをいっぱい撮りたい。』

BK「……ヒョンとじゃなくて、俺と行くんだよ。イルカにチュウしてもらうのも、チンアナゴパフェ食うのも俺だ。ヒョンとしたいことじゃなくて、俺としたいことを考えとけよな。」

『………お土産も買ってよね。』

BK「フハッ！でっけーイルカのぬいぐるみ買ってやるよ！」

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