私、ATMなんで。39 (ページ8)

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ジフ「だから……それ、外せ。」

『え？』

ジフ「そのブレスレット、誰にもらった？」

『っ！！！……嫌だ、外したくない。』

ジフ「言わないってことはあの狼君達の誰かってわけだ。チャニョル？ベッキョン？」

『違う。』

ジフ「外さないなら、今度はEXOのネタでも漁ってくるかな～」

『あいつらのネタなんて、私以外にあるわけない。』

ジフ「そのお前とのネタが、一番のスクープなんだろうが。」

『っ、………わかった、外す。お前の前ではもう付けない。』

ジフ「そういうことじゃないんだけど……まぁいいか。そのネックレスは？」

『これはお兄ちゃんからもらったんだ！！』

ジフ「出たよシスコン兄貴～。あの兄貴からってのも気に食わないが、まぁそれは許してやる。その代わりお前の携帯も貸せ。俺の携帯当分使えないんだ、パソコン用のアドレス入れといてやるよ。」

『別にメールすることなんてないけど？』

ジフ「肩書きだけじゃないって言っただろ？付き合ってるんだ。おはようからおやすみまで、メールなんてやろうと思えば一日中できる。」

『え？そういうメールって兄妹でするもんじゃないの？』

ジフ「………。いいから貸せ。」

『水に落とすなよ！！』

ジフ「お前みたいにガキみたいなことしねぇよ！！ったく、予想以上にとんでもねぇ女だなお前……でもまぁ、乙女なところもあるよな？みんなお揃いなんだって？このストラップ。」

『ッ、返せ！！！』

ジフ「おっと！こればっかりは返せねぇよ。ほんと、気色悪いくらいに仲良しこよしだよなお前らは……EXO全員とお揃いで？あのチャニョル君からの贈り物？さすがに妬けちゃうね～。妬けて妬けて仕方ないから、これは俺が預かっとく。」

『やっ、…やだっ！！返して！！』

ジフ「だ～め。お前がちゃんといい子に彼女演じられたら返してやるよ。」

『っ、…………絶対、失くさないで。壊したりしたら、許さないから…ッ』

ジフ「俺も鬼じゃないんだから、そんなことはしません～。あぁ、そろそろマネージャーの迎えの時間だ。残念だけど今日はここまで。じゃ、これからよろしくな？ちゃんと彼女らしく振舞えよ？というわけで、…握手！」

『は？』

ジフ「契約の握手。付き合うんだ、スキンシップも大事だろ？まずは握手から！ほら」

"グッ"

『っ、……チッ』