私、ATMなんで。39 (ページ19)

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リリマネ「ねぇ…チェヨンちゃん…」

リリィ「しつこいって！」

リリマネ「っ、……ごめんなさい。でもさ！やっぱりこのままじゃ…」

リリィ「あんたなんなの？なんでそこまであの女に肩入れするのよ。まさか惚れた？」

リリマネ「違うよっ！僕が好きなのはチェヨンちゃんだけだよ！！」

リリィ「あっそ。私が好きなのはヨンミンオッパだけよ。」

リリマネ「………。でも、…でもね？Aさんには僕たち、助けてもらったでしょ…？」

リリィ「は？助けてもらった…？どこがよ何がよっ！いっつもいっつもこの私をパシリにしやがってッ…！！」

リリマネ「うん………優しいよね、Aさん。」

リリィ「はぁ～？優しい！？あの女が優しい！？」

リリマネ「優しいよ……AさんもEXOも優しいよ。」

リリィ「だからどこがっ、「パシリで、済んでるんだよ？」

っ、………」

リリマネ「本当なら僕たち、もうここにはいられなかったんだよ？それどころか捕まっていたかもしれない……あの時Aさん、震えてたよね。口ではああ言ってたけど、すっごく怖い思いをさせたんだよね、僕たち…」

リリィ「………」

リリマネ「チェヨンちゃんが言ったような、スレた女の子じゃないよ？確かに、口は悪いし人をコケにしてる時の顔は恐ろしいほど生き生きしてるけど……傷付けた僕たちと、今は普通に接してくれてる。震えてたのに、怖い思いしたのに……優しい人だよね。」

リリィ「………別に、私達が助けてやらなくたってあいつの周りには沢山いるじゃない。どいつもこいつも王子気取った馬鹿みたいな男共が。」

リリマネ「そうだね……愛されてるよね、Aさんて。」

リリィ「ほんと見る目ない奴ばっかりなんだからっ………フッ、いい様よ！あんな女、ジフにいいように使われてボロボロになればいいわ！」

リリマネ「Aさんは、チェヨンちゃんとは違うよ。」

リリィ「っ、……は？それ、どう言う意味よ…ッ」