私、ATMなんで。39 (ページ14)

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"ガチャ…"

『………』

　
　
　

XU「A？おかえり～」

　

『っ、…ただいま……しうちゃん、起きてたの…？』

XU「待ってるって言ったろ～。お前飯は？俺適当に食ったよ。」

『うん……私も、お弁当食べたから…』

XU「………A。」

『ん…？』

XU「泣いたの？」

『っ！！……泣いてないよ？なんで？』

XU「目が赤い。」

『………さっき、コンタクトがずれちゃって…』

XU「コンタクト…？お前、目だけは良かったよね？」

『目だけはって…』

XU「いつもよくわからない自慢してんじゃん。視力いくつだっけ？」

『両目共3.0。』

XU「マサイ族かよ。」

『そんな！マサイ族には敵わないよ！』

XU「え？滅多に見せない謙虚さをここで発揮するの？」

『……ゴミが入って擦っちゃっただけだよ！もう平気！』

XU「擦っちゃダメだろ～。ちょっと待ってな、目薬してやるから。どこだっけな～」

『…………お兄ちゃん、話があるの…っ』

XU「ん～？あれ…ここに入れておいたはずなんだけどな～。Aー、目薬使った～？」

『ううん、使ってない……ねぇお兄ちゃん、お話聞いて…』

XU「ん～、ちょっと待って。寝室見てくるから～」

『お兄ちゃんっ！！』

XU「っ、……なんだよ大声出して……どうした？」

『ッ、………私、……私ねっ、…』

XU「ん？」

『私………ッ、彼氏ができたの！』

XU「…………」

『…………』

XU「…………」

『…………お、…お兄ちゃん？』

XU「どれだ」

『え…？』

XU「どれ？犬？大？小？それともギョンス？どれ？」

『っ、……どれでも、ない…』

XU「は？……はっ？じゃあどれ！まさかジュンミョナ！？いや、…ジョンインか！？ジョンデはあれだし……セフンなわけないよな！？」

『ちっ、違うよ！全員違う！EXOじゃないって！』

XU「っ、……じゃあ、あいつか。」

『あいつ…？』

XU「パクさんだろ？あのコーラ野郎…っ」

『いやっ、違う！！』

XU「違う？……なら意味がわからない。だったら誰だよ。他にお前に言い寄る奴なんて……A、冗談にしてはタチが悪いぞ？」

『冗談じゃ、ない…』

XU「………誰だ？」

『………内緒。』

XU「あ…？」