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KA「だからって調子に乗っちゃ駄目なんだよ？」
『じゃあ何に乗ればいいの？あ、タクシー呼んでもらってるから、お前はチキン渡したらそれに乗れよ。先に帰れ。』
KA「え！？なんで！俺も最後までいるよ！」
『駄目だ。思いの外撮影が押してる。チョイ役のくせにあの糞女が無駄にNG連発したから……帰りはたぶん朝方だ。だから先に帰って少しでも寝ろ。』
KA「嫌だっ！寝ないで我慢するってヒョンと約束してっ『私が優しく言ってる内に言う事聞いとけよ…？』
っ、………弟のわがままは聞くものなんでしょ？」
『私の兄妹はしうちゃん一人だけ。唯一無二のキム兄妹だ。お前らの入る隙はない。』
KA「俺、まだ眠くないのに…」
『とか言って、ベッド入ったら秒だろ。』
KA「……朝方って、ヒョン寝る時間ないの？」
『ないだろうな。お前も飛行機乗り遅れたなんてことになったらボッコボコにしてやるぞ。』
KA「ヒョンが寝る時間ないってことは、ヌナだって寝ないってことでしょ…」
『そんなの、よくあることだろ？』
KA「そうだけどさ……俺だけ先に帰って寝るなんて…」
『何馬鹿なこと言ってんだよ。だったら、今頃宿舎で爆睡してるであろう残りの奴らはどうなるんだ？裏切り者ってか。』
KA「そういうことじゃなくて…っ！」
『ジョンイナ、お前まで無理して起きて、心配するのは誰だ？』
KA「っ、……」
『わかるだろ？お前がいると、お前の睡魔のことばかり考えてギョンスが集中できない。元気付けてやったんだから、お前の役目はもう果たした。』
KA「………あの女、ちゃんと見張っててくれる？」
『 当たり前だ。うちの商売道具を傷モノにしようもんなら、またネタ掴んで週刊誌に売り捌いてやる。』
KA「……わかった、帰るよ。」
『よし。タクシーで寝るんじゃねーぞ。お前一度寝たらなかなか起きないんだから。』
KA「ヌナに似たんだよ。ヌナがなんと言おうと、俺はヌナの弟だから。」
『私の弟ならもっと世渡り上手いはずだ。』
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作者名：ATMs
| 作成日時：2019年9月22日 2時
