私、ATMなんで。37 (ページ8)

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『そもそも、万が一あのADが私を好きになったとして、私が好きになることはないんだからなんの心配もない。』

CY「そんなの、わからないじゃん…」

『わかる。私が好きなのはお兄ちゃんだ。でも、お兄ちゃん以外で候補を選ぶとしたら……』

CY「選ぶとしたら…っ？」

『……………やっぱいないな！お兄ちゃん以外なんて無理！』

CY「やっぱりかぁ～！」

『さ、着いたぞ～』

CY「っ、え？ここって…

遊園地！？」

『約束、すぐ果たせたな。もちろん今回も外から見てるだけだけど。』

CY「………A、どうしてここに来たの？」

『ここは、お前との場所だろ。』

CY「ッ！！」

『ここなら、ちゃんと仲直りできるかなって……ま、無駄足だったけど。来て損した～』

CY「損じゃないっ！全然損じゃないよ！嬉しい……また一緒に来られて、嬉しい！」

『……あっそ。』

CY「前回は、花火が綺麗だったね？」

『うん。あの花火、お前の魔法で出したんだろ？今日も出してみろよ。』

CY「ハハッ！今日はちょっと、調子が悪いみたい！」

『フッ……あ～ジェットコースター乗りて～』

CY「俺、思い出しただけでも吐きそうなんだけど…」

『相変わらず軟弱な野郎め。次乗る時は前回の倍は乗るからな！』

CY「いやいや、さすがに死んじゃうって！次はパレードでしょ？本当に綺麗なんだよ！キラキラしてて、夢のような時間なんだから。Aと一緒に見たら、きっともっと楽しい。また、二人の思い出が増えるね～」

『…………お前のことも、候補に入れておいてやる。』

CY「へ？候補って………えっ！？///////Aそれってッ、"プルルルル、プルルルル…"

っ、もう！誰だよこんな時に！」

『早く出ろよ。』

CY「ベクからだ……電話終わったらさっきの話詳しく聞かせてよ！？」

『嫌なこった。』

CY「もぉ～っ…………もしもし？ベク？俺今大事な話をっ、……え！？ちょ、なにっ？落ち着いてベクっ！」

『なんだ…？』

BK「チャニョルっ！早く帰って来い！ジョンデがっ…ジョンデが大変だ！！」

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