1768 ページ7
『お兄ちゃんが私以外の女と話しちゃダメなのは、お兄ちゃんが私のものだからだ。でも私は、お前のものじゃない。』
CY「ッ！！……そう、だけど…さぁ…」
『……仕事の奴らと話さないなんて無理だ。でも、なるべく気をつけるから……だから、ちょっとは信用しろよ、私を。』
CY「っ、……うん。A、ごめんね？」
『私も、キツく言い過ぎた…かも。ごめん。』
CY「ううんっ！Aはなーんにも悪くないよ！」
『知ってる。』
CY「へへへ〜、これで仲直りね！あっ、でも！あのADさんはダメ！Aのこと好きだから！あわよくばって顔してたから！次会っても近付いちゃダメ！わかった？！」
『ハァ……だから、そんなのあり得ないってば。』
CY「有り得る！俺、Aの事に関してはAよりもわかってるから！！」
『なんだよそれ……あの人は無いって。初めて会ってちょっと会話しただけの相手を好きになるって？そんな単純な奴どこ探してもお前くらいだ。嫁も子供もいて、そんなうつつ抜かす馬鹿なんているかよ。』
CY「いーやっ！あれは確実にっ、……て、え？よめ？こども？え……誰の話？」
『だから！あのADの話だよ！！』
CY「え………えぇぇぇ！？嫁！？あの人結婚してるの！？」
『そうだってば。子供も、もうすぐ三人目が産まれるらしい。』
CY「三人っ！？」
『中学の頃からずっと好きで、大学でやっと付き合えてそのまま学生結婚したって。嫁さんのことが今でも好き過ぎて、いい加減うざがられてるって言ってた。今日は結婚記念日でケーキ買って帰るって言うから、美味しいケーキ屋教えてあげた。』
CY「え、じゃあ…あの人は、Aを好きじゃない…っ？」
『ずっとそう言ってるだろうがッ！！何が俺の方がわかってるだよ。ろくに話も聞かないで責められるこっちの身にもなれっつーの。』
CY「ゔぅ〜っ、ごめんよA〜！でもじゃあっ！そうならそうと早く教えてよ！俺一人で怒って拗ねて、馬鹿みたいじゃん！」
『みたいじゃなくてそうなんだよ。』
CY「あ〜、でも良かった…Aを取られずに済む…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 497人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ATMs
| 作成日時：2019年8月10日 17時
