私、ATMなんで。37 (ページ39)

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先生「おやまぁ、Aさんかい？立派に成長したねぇ。」

XU「えっ！？先生までこいつを知ってるの！？」

『このじーちゃん、よく準備室でゆず茶淹れてくれた。』

XU「じーちゃんじゃねぇ！俺の尊敬する先生だ！」

先生「ほっほっほっ。相変わらず、兄妹仲が良いんだねぇ。」

XU「あ～もう！なんでお前はこうもめちゃくちゃなんだよっ！」

『ごめんなさい…』

ヨンス「ミンソク、もう諦めろって。」

XU「ハァ～っ…」

『お兄ちゃん…』

XU「………わかったわかった！もう好きにしろ！迷惑だけはかけんなよな！」

『うんっ！ありがとうお兄ちゃん！！』

ヨンス「なんだかんだで嬉しいんだよな～、ミンソクも。」

XU「勘弁してくれ…」

『チェ・ヨナは！？』

XU「やっぱりそれが目的か…」

ヨンス「ヨナなら………ほら、あそこ。」

『どこ！？』

ヨンス「あそこだって、あの柱のところにいる紫のワンピースの。」

『え？………えぇっ！？』

XU「まぁ、わかんないよな…」

『おいおい、嘘だろ…』

ヨンス「おーい！ヨナ！ちょっと来て！」

ヨナ「んー？どうしたのー？」

ヨンス「ほら、お前も知ってるだろ？ミンソクの妹！」

ヨナ「えっ！わ～、Aちゃんだったよね？久しぶりだね～！私のこと覚えてる？」

『覚えてても気付かねぇって。』

XU「こらっ！」

ヨナ「アッハッハ！そうだよね～？あの頃から20キロ以上太っちゃってさ～！子供産んでから太る一方よ！」

『えっ！結婚してんの！？』

ヨナ「そうよ！大学生の時に学生結婚してね、子供も三人いるのよ～」

『そうなんだ……良かった…』

ヨナ「うふふっ、もしかして今日来たのって、あの頃みたいに私を牽制するため？」

『っ、……』

XU「あの頃みたいにって…お前一体何したんだよ！」

『なにもしてないもん。』

XU「嘘つけ！もう本当ありえない……チェさん、妹が迷惑かけてごめんなさい…」

ヨナ「ううん！私の方こそ！あの頃は若気の至りを押し付けてごめんなさいね？恥ずかしいからもう忘れてよね！ということでAちゃん、私は結婚もしてるし見る影もないおばさんになっちゃったし、今さらミンソク君を落とそうだなんてそんなおこがましい事考えてないから、安心してね？」

『そんなのわかんないじゃん、しうちゃんぽっちゃり好きだし…』

ヨナ「え！そうなの！？」