私、ATMなんで。37 (ページ38)

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ヨンス「ミンソガ～、忘れ物だぞー」

XU「え？忘れ物って、……ッ！？」

『………』

ヨンス「大事なボディーガード忘れちゃダメだろ～」

XU「A…」

『たまたま、通りかかって…』

XU「嘘つけ。」

『っ、……ごめんなさい…』

XU「一人で来たのか？」

『………』

ヨンス「男前があと三人。ボディーガードにボディーガードが付いてんのな。俺EXOに会っちゃった～」

XU「三人……ギョンスと、あとはチャンベク辺りか？そいつらはどこに？」

ヨンス「さすがに来られないって、近くのファミレスで待つってよ。」

XU「ハァ～っ………A、帰れ。」

『っ、……』

XU「あいつらと一緒にさっさと帰れ。こんなことに付き合わせて、可哀想だろうが。」

『………やだ』

XU「A」

『やだっ！帰らないもん！』

XU「お前な…っ」

ヨンス「まぁまぁ！せっかく来たんだしいいじゃん。一人増えたところでどうってことないだろ？」

XU「だからってなぁ！妹同伴の同窓会なんて聞いたことねぇよ…」

ヨンス「でもよ、ミンソクと言ったら妹じゃん？お前の高校生活を語るなら、妹は欠かせないだろ。」

XU「は？」

女A「えっ！もしかしてAちゃん！？ミンソク君の妹の！」

女B「わ～！大きくなったねー！私のこと覚えてる！？中庭でお昼ご飯一緒に食べたことあるよねー！」

『お姉さんのことは覚えてる。購買でパン奢ってくれたから。』

XU「はぁ！？」

ヨンス「食い物に関してだけは覚えてんのな…」

XU「おいっ！一体どういうことだよ！」

ヨンス「お前が知らないだけで、俺たちの間では有名人だよ、妹は。毎日のようにカメラ片手に忍び込んでくるチビがいるってな。俺らはそれをこっそり手助けしてたってわけ。」

XU「はぁ～っ！？お前らはなんで手助けなんか…！」

「「「「「おもしろいから。」」」」」

XU「っ、あのなぁ！」

『あ、ゆず茶のじーちゃんだ。』

XU「はっ？」