私、ATMなんで。37 (ページ26)

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監督「カーーーット！オッケー！」

AD「お疲れ様でした！これにてディオさんクランクアップです！ありがとうございましたー！」

DO「お疲れ様でした！ありがとうございましたー！」

監督「ギョンス君、お疲れ様。君のおかげで期待以上のものが撮れたよ、ありがとう。」

DO「こちらこそ、勉強させていただきました。ありがとうございました。」

監督「また必ず声をかけるよ。」

DO「っ、はい！よろしくお願いします！」

『………よしっ』

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DO「Aちゃんお待たせ。」

『え、その特殊メイク落とさねぇの？傷だらけで怖いんだけど。』

DO「もう帰るだけだし、体にもペイントしてるからシャワーした方が早いよ。」

『にしてもリアルだな…見てるこっちが痛くなる。』

DO「手当てしてくれてもいいよ？」

『偽物だろうが調子乗んな。』

DO「ふふ……ハァ、終わった…」

『終わったな。お疲れ。』

DO「ちゃんと結果残せたのかな…」

『監督が言ってただろ？また必ず声かかるぞ。ていうか、すでにあちこちから声はかかってる。』

DO「え！？」

『オーディションじゃねーぞ？どれもこのドラマのお前の演技を見て、キャスティングしたいって言ってきてる。しかも、主役レベルの重要な役ばかりだ。どこの局もお前を欲しがってるからな。次お前がどの局からドラマに出るのか、業界みんなが注目してる。お前の知らないところで、ドギョンス強奪戦はすでに始まってるんだぞ。』

DO「そんな…すごい…」

『……どうする？』

DO「え？」

『ドラマの撮影をして、アイドルと俳優の掛け持ちがどれだけ大変かわかったろ。』

DO「それは、まぁ……でも、忙しいのは苦じゃないよ。この撮影で多少の自信も付けてもらった。やるよ、どんな役だってやる。」

『なら、明日さっそく打ち合わせしよう。どれに出演するか決めたら、撮影はすぐに始まるからな。休んでる暇ないぞ～』