私、ATMなんで。37 (ページ20)

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『しうちゃ～ん、機材トラブルで撮影まだできないって～』

XU「そうなの？じゃあ昼寝しよ～」

『私も～』

XU「っ、こら！こんなところでくっつくなよ！他にも人いるんだぞ！」

『誰も見てないって～』

XU「見てるだろ！あいつらが！」

BK.CH「「………」」

『チッ、見てんじゃねーよ邪魔すんな。』

XU「邪魔はお前だ。こんな狭いソファで二人寝るなんて無理だ！どけ！」

『え～～、じゃあしうちゃんも寝ちゃダメ～。お話しようよ～』

XU「話なんて帰ってからでもできる。」

『せっかく一緒の現場なのにっ！』

CH「Aちゃん、先輩きっと疲れてるんだよ…寝かせてあげよ？」

XU「そうそう。」

BK「Aほら、さっき差し入れでもらった菓子あるぞ。食おうぜ～」

『食うっ！』

BK「じゃあこっち来い～。一番に選ばせてやる～」

『うんっ！』

XU「………」

CH「ねぇねぇ、見て！さっきこんなの見つけたんだ～」

BK「あ、ジェンガじゃん。どこにあったんだ？」

CH「スタッフさんが持っててさ、撮影の企画で使ったみたいで、おもしろそうだから借りてきた！時間あるならやろうよ～」

『ラブジェンガ…？』

BK「は？ラブジェンガ？」

CH「え？ラブジェンガって………うわ、これ普通のジェンガじゃないみたい。」

『どんなやつ？』

CH「えっとね～、……ジェンガに罰ゲームが書いてあるのが混ざってるんだって。それを引いたら、そのお題を強制的にしないといけないみたい。もちろん従来のルール通り、崩しても負け。」

BK「ほえ～。で？なんでラブなんだ？」

CH「んっと～……あ、このピンク色したジェンガにはちょっと違う罰ゲームが書いてるみたい。わ、見て！左の人と手を繋ぐだって！こっちは、……え！右の人とキスをする！？」

BK「『キスっ！？』」

CH「なるほどね、だからラブジェンガ…」

XU「なんだよそのゲーム…馬鹿馬鹿しい。」

BK「『やろうッ！！』」

XU「おいっ！」