私、ATMなんで。37 (ページ15)

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XU「…………」

『しーうちゃん？』

XU「ッ！！！」

『え、なんでそんなに驚いてんの？』

XU「いやっ、別に…急に声かけるから…」

『……なんで携帯隠したの？』

XU「っ、え？隠してないけど？」

『ふ～ん………なんで私の写真見てたの？』

XU「しっかり見てんじゃねーかッ！！」

『フフフッ！ねぇなんで？なんで私の写真見てたのっ！それ今日の私だよね？現場入りする時の！』

XU「嬉しそうにしてんじゃねぇよ……ルハンが送ってくるんだよ。」

『は？なんで鹿が？』

XU「あいつ、お前の写真探すの得意だから。」

『なんでわざわざ探してんの？』

XU「俺に送る為だろ？」

『なんでお兄ちゃんにあいつが私の写真を送るの？』

XU「それは俺がっ、……」

『俺が？』

XU「………なんでもない知らない。」

『えー！なにそれ！なんで？ねぇなんでっ！』

XU「っ、寄るなって！あっ、また髪乾かしてないな！」

『あとで乾かすからー！ねぇ教えて！なんで鹿が私の写真を送ってくるのっ？普通ならお兄ちゃん怒るじゃん！なんでお前が俺の可愛くて可愛くて目に入れても痛くない大好きなAの写真を持ってるんだーって！』

XU「どこまでも図々しい奴だな。」

『なんで！』

XU「髪乾かしてあげようか？」

『うんっ！！』

XU「じゃあ前座れ。」

『はーい！』

XU「(チョロくて良かった)」

"カチッ、ブォォォォォォォォン…"

XU「熱くないか～？」

『うん！気持ち～』

XU「だいぶ伸びたな。」

『髪切りに行く時間なくて…お兄ちゃんは長いのと短いの、どっちが好き！？』

XU「似合ってればどっちでも～」

『私はどっちが似合う！？』

XU「う～ん、どっちも似合うよ？」

『ちゃんと考えて！！』

XU「え～、だって本当にどっちも似合うから…子供の頃はショートだったよな。」

『うん！お兄ちゃんと一緒の髪型にしてっていつもお願いするのに、ママがダメだってあれ以上短く切らせてくれなかった。』

XU「そりゃお前、俺と同じなんてボーイッシュ過ぎるだろ…」

『最近で短いのは確か～、EXOがデビューする前くらいに肩くらいまで切ったと思う！』

XU「じゃあ本当に伸びたな。」