ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ42)

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90話ページ42

朝「そういえばコニーも何か書いてるみたいだな」

空「”すき♡”とかかな？」

『可愛いなぁ(*´▽｀*)何書くんだろ？』

他月「アイツに限ってそれはない」

他月くんはマグカップを机に置くと少し斜めを向きバッサリと言い切った

どうしよう…想像できる…！

他月「どちらかというとアイツは”すき♡”じゃなくて''すし♡''って書きそうだ」

朝「でもなんだか悩んでるみたいだな…」

他月「”巻き寿司にしようか、握り寿司にしようか”だな」

空「そっち!?」

『他月くんはコニーをなんだと思ってるんだか…w』

でも、コニーが“すし”と書く姿が想像できてしまってなんとも言えない

朝「お！立ったぞ！」

コニーはテーブルからぴょんぴょんと跳ねながら、手紙を他月くんに叩きつけた

他月「はいはい、読めばいいんだろ

言っておくが食い物のリクエストは…」

他月くんは手紙をめくると少し固まる

他月「…………ふーん…」

空/朝「「『(何て書いてあったんだろう…)』」」

そう思い他月くんの紙をみんなで横から覗き込む

空「何て書いてあったの？」

他月「あぁ質問された」

手紙の中には“どう思う？”と書かれていた

コニーは返答を待っているのか他月くんをじーっと見つめている

他月くんは視線を送っているコニーに気づくと笑顔で手紙をヒラヒラと揺らしながら

他月「さぁ？」

コニー「！」

他月「どうだかな」

コニー「(ﾍﾞｼｯ)」

他月「知らん」

コニー「(ﾍﾞｼｯ)」

他月「あぁでも、字は上手いと思うぞ。上手い上手い」

そう言ってあしらっていた

朝「あ、あの、えっと(コニーが傷ついちゃう…!?)」

オロオロしながら止めようとする朝ちゃんを止める

空「あ、大丈夫大丈夫。これ他月の愛情表現だから」

『コニーも分かって聞いてるから大丈夫だよ』

なんだかんだ言って他月くんもコニーの事大好きなんだなぁ( *´꒳`* )

少しヒヤヒヤしたそうです

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〜数日後〜

手紙の事があって数日がたった頃、私は家の掃除をしていた

『ﾌﾝﾌﾝﾌｰﾝ♪』

お皿を洗おうと洗剤をひっくり返すが中身がないのか出てこなかった

なので、棚から補充用を出そうと棚を開ける

すると中から紙が出てきた
そこには“大好き”と書かれていた

その後部屋を色々探すと、紙がいっぱい見つかった

…後で私も隠しておこっと！