ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ41)

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89話ページ41

その後いさおがミーくんとコニー、コハクを連れてコソコソと何かをやり始めた

その様子をソファーに座り眺める

朝「みんな何してるんだろうな」

空「いさおに何か教わってるみたいだね」

『何か書いてる？』

空「あ、ミーくんが何か持ってきたよ」

ミーくんは小さな紙を1枚持ってソファの下までやって来た

空「もしかしていさおに文字教えてもらったの？
どれどれ〜上手に書けたかな〜？」

早く見てほしいのか背伸びをしながら空くんに紙を渡すミーくん

その時、朝ちゃんが何かを察したのかハッとした表情をして空くんの名前を呼んだ

朝「空ちゃん！」

空「！」

朝「その手紙すごいことが書いてある気がする！心して見たほうがいいと思うんだ！」

『凄いこと？』

空「え…うんっ、わかった…」

空くんは少し険しい顔をして、紙をめくった

空「(そういえばミーくんもやけにソワソワしてるし…
一体どんな事が…)」

ペラッと紙をめくり、中を見る。その中には
“ずっといっしょ”の文字が

空「可愛い通り越して愛しいどうしよ…！」

他月「気を確かに」

空「うん…っ♡」

朝「実はいさおが初めて手紙をくれた時も…」

(朝「ん？どうしたんだいさお？」

紙を持ってパタパタと飛んできたので朝は本を閉じて、いさおと向き合う

朝「あ！お手紙くれるのかっ？ありがとう

いさおは凄いなぁ、お手紙もかけるなんて…」

ペラッと紙をめくるとそこには“いつもありがとう”と書かれていた)

…ということらしい

朝「なんて言われて、すごく感動したんだっ」

空「そうだったんだ、だからさっき''心して''って教えてくれたんだね」

そんな話をしていると次はコハクが私の所にテコテコ歩いてきた

朝「お、コハクも書けたのか？」

『くれるの？』

コハク「ｷｭｳ！(ｺｸｯ)」

ペラッっと紙をめくり、内容を見てみる

内容を見て思考が少し停止した

『…………』

空「なんて書かれてたの？」

『コレです』

空くん達にも手紙を見せる

そこには“だいすき！”と書かれていた

『ん゛んんん…！私も大好き！』

そう言ってコハクに抱きついたのは言うまでもないよね！

コハク「ｷｭｳｷｭｳ(ニコニコ)」

『…どうしよう真面目に尊死するかもしれん』

空「いや、死なないで？
俺が言えたことじゃないけど落ち着こ？」