ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ40)

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88話ページ40

みーんなーっ！Aだよ〜！

今日は春休みに入りみんなの予定が合ったので、空くんの家に集まっています！

ソファーに座って話していると何やらソワソワしている朝ちゃん。可愛いなぁ…←

何かあったのか聞いてみた所どうやらいさおが字を覚えたらしい

マジか!?

朝ちゃんは持ってきた紙をカバンから取り出し私達に見せてくれる

朝「いさおが文字を覚えました！」

その紙にはいさおが書いたと思われる“おうじさま”“なっとう”“すき”“♡”が書かれていた

空「これ全部いさおが書いたの!?スゲーっ!!」

『へぇ！いさお天才じゃん!!』

朝「ふっふっふっ」

空「すごいな、いさお～っ」

空くんは机の上に乗っていたいさおをウリウリと撫でる

いさおは嬉しそうにニコニコしていた

他月「春休みに入ってから1度も会ってかったとはいえ、この短期間ですごい成長だな、いさお」

朝「そうであろう、そうであろう！えっへん♪」

『あ、可愛い』

えっへんって！可愛いが大集合してらっしゃる…ぐふっ

他月「さっきから何でお前が得意そうなんだ」

『文字、朝ちゃんが教えたの？』

朝「ううん！絵本読んであげてるうちに自分で覚えたみたいなんだ」

他月「それは頭がいいな。
教えたらローマ字も書けるんじゃないか？」

空「ローマ字!? いやいやぁ、さすがに英語は…」

『ローマ字が書けたら空くん以上…!!
で、でもいさおなら出来る気がする…!!(確信)』

謎の自信が湧いてきたw

空「ちょっとA!?俺もローマ字くらい書けるよ!?」

『え？』

空「え、A冗談だよね？嘘だよね？」

『…ノーコメントで』

空「なんで!?ねぇ!!」

空くんに肩を掴まれブンブンと振られる

『そ、空くん冗談だからストープｯ!』

そんなコントらしき事をしていると他月くんはいさおにローマ字を教えるようだ

他月「いさお教えてやるから、少し書いてみるか」

そう言うと紙とペンを用意し、他月くんのローマ字講座が始まった

他月「これがＡ、これがＢ…
これを組み合わせで…」

いさおは他月くんのローマ字講座をしっかり聞き、ミーくんとコハクは頭にはてなを浮かべ、コニーはぐっすりと眠っていた

その結果、いさおは自分の名前をローマ字で書けるようになった

紙にはローマ字でISAOの文字が

他月「柏木より出来る…！」

空「先生、さっきもAに言ったけど、さすがに俺もローマ字は書けます」