ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ29)

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77話ページ29

他月「それより、ミィはどうしたんだ。
姿が見当たらないが」

空「ミーくんならさっきポチと一緒に2階に行ったよ。
なにか取りにったのかも…………っ！」

何か言葉に詰まった様子で口を抑える空くん

他月/朝「「『……？』」」

朝「空ちゃん？」

他月「どうした、舌でも噛んだか？」

『大丈夫？』

空「……っ…

ううん！なんでもな…っﾋｯｸ」

またも自分の口を塞ぐ空くん

他月「ああ…しゃっくりか」

朝「急に出てきちゃったな、大丈夫か？」

『しゃっくり地味に辛いよね…』

空「……///」

口元を抑えながら少し赤くなる

空くんが赤くなるなんて珍しいな……可愛っ！

朝「空ちゃん水飲もうっ？」

空「ごめ…俺っく…洗濯物を…」

『その前に水飲もうね？』

洗濯物を取り込みに行こうとする空くんを他月くんが止める

他月「…………

洗濯物はさっきしまってただろ、もしかして恥ずかしいのか？恥ずかしいんだな？」

空「俺の逃げ道を何で奪うかなぁ!?」

『他月くん、いじっちゃダメだよ？』

空「ひゃっく」

朝「あ…」

他月「とりあえず水飲め」

少し安心すると同時に空の感覚がいまいちわからない他月であった

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空「っく…」

『しゃっくり全然止まらないね…大丈夫？』

朝「しゃっくりって苦しいんだよな」

空「大丈夫、大丈夫…」

他月「そのうち止まるだろう

……そういえばしゃっくりと言えば、100回すると死ぬっていう話があってな」

ミーくん/コニー/いさお/コハク「「「「!?」」」」

『まぁ、迷信だけどねぇ～』

他月「よく言うよ

昔それを信じてたコイツらにバケツごと頭に水をかけられた事がある」

朝「バケツごと!?」

空「あーあったあった」

『懐かしっ』

話をしている最中にも空くんのしゃっくりは止まらない

空「ひっく

止まらないなぁ……」←100回しゃっくりすると大変

朝「あっ、そうだ！びっくりさせてみるとかどうだ？びっくりするとしゃっくり止まるって言うし」

『おっ、それいいじゃんやってみる？』

他月「それを本人の前で話していいのか…」

『あっ…(察し)ダメじゃん!!

うーん……あっそうだ！水の奴やってみよう！』

他月「水……？あぁあれか」

そう言ってコップ1杯の水を入れて空くんの前に置いた