ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ22)

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70話ページ22

～学校～

席につき、他月くんと空くんと話を始める

聞き耳を立てていた訳では無いが、朝ちゃん達の話し声が聞こえてきた

朝ちゃんは女子友達とペットについて話していた

遠くから見てても可愛いとかまじで天使だよね？ね？←

｢モギちゃん家は動物飼わないの？｣

｢家族揃って動物好きだから、なに飼うか中々決まらないんだよね」

朝「あっ、でもこの間な、いっ…」

いっ…？

朝ちゃんも言ってはいけないことを思い出したのか先程の笑顔とは打って変わって顔の表情が固まっている

「い？」「い？」「い？」

朝「えっと、あの、い…っイノシシを飼おうかって話になって…｣

目を逸らしながらそう答える朝ちゃん

だが、朝ちゃんだからね。という理由で納得されてしまっている

｢でもモギちゃんならどんな動物でも懐きそう～♡」

「ウリボウ可愛いよねぇ♡」

「イノシシいいよね～♡」

朝「は…あはは…」

そんな様子を遠くから見ていた私達には、朝ちゃんが何を言おうとしていたか何となく察した

空/他月「「『………………』」」

空「い」

他月「さお」

『だよね～』

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～空くんの家～

朝「この前も来たのにまた呼んでもらっちゃって…｣

空「ううん！ウチは全然平気だから」

いさおは3人と会えたのが嬉しいのかギューッとハグをしている

他月「今日、学校でいさおのこと話しそうになっただろう」

図星をつかれたのかギクッと驚き謝る朝ちゃん

朝「はい!!すみませんでした」

他月「いさおの話がしたいなら俺達に言え」

朝「！」

他月「俺達となら好きなだけ話せるだろう」

朝「いっ、いいのかっ？学校で3人に話しても…」

他月「周りに聞かれさえしなければな。いさおも可愛いって周りに話したかったんだろ。何がそんなに可愛いことがあったんだ？」

朝「……ｯ…(ﾊﾟｧｧｯ)」

他月くんにそう言われ満面の笑顔になった朝ちゃんが可愛すぎてつい近くにいた空くんをべしべしと叩いてしまう

『……ｯｯｯ!!(ﾍﾞｼﾍﾞｼｯ)』

空「ちょAどうしたのいきなり!?何で叩くの!?

お茶こぼれちゃうよ!!き聞いてる!?」

『……ﾊｯ！ご、ごめん空くん!!』

空「大丈夫だよ…もうしないでね？」

『はい…すみません…』

そう言って紅茶を人数分テーブルの上に並べた