ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ21)

今日:42 hit、昨日:6 hit、合計:3,161 hit

69話ページ21

話をしてから少し時間が経ち、みんなでテレビを見始めた

すると突然テーブルからバタバタともがくような音が聞こえる

見てみるとミーくんがテーブルの上でもがもがと暴れていた

空「どうしたどうした！どうしたのミーくん！」

『な、何でバタバタしてるの!?大丈夫？』

そう言ってミーくんに近づき、事情を聞き出す。

空「背中がかゆかったの？ははっ言ってくれればかくのに」

ミーくん「(ｺｸｯ)」←自分で自分の背中をかけなくて悲しい

半泣きで頷いたミーくん

『ねぇ空くん。ミーくん何か元気無くない？』

ボソッと空くんに話しかける

空「だよね？夕飯の時も少し変だったし…

ねぇミーく」

コニー「ぶえっくしゅ!!」

コハク「クシュ!!」

空くんの問いかけはコニーとコハクのくしゃみによってかき消された

『!?び、びっくりしたー』

空「寒いのかな？」

ミーくん「……」

空「(何か上にかけるもの…)」

ミーくんはコニーとコハクに近づき、ティッシュを2枚取り出す

そして寝ている2人にかけたのだった

もう1枚づつ…と思ったのかさらにティッシュを持ってこようとするミーくん

空「(ミーくんはまだまだ子供みたいだし、面倒見てあげないと…って思ってたけど

俺が気づかなかっただけで、少しづつ大きくなっているんだね)」

そんな様子を見てか空くんも笑顔になっている

『空くん、なんでそんなに笑顔なの？何かあった？』

少し意地悪だったかな？

空「わかってるでしょA～？ミーくんはちゃんと成長してるんだなって思ってさ

ちょっとずつ成長してるんだねミーくん。」

ミーくん「！(ﾎﾜｯ)」←よくわからないけど褒められて嬉しい

空くんがミーくんの事を褒めるもるんっとした様子で本を読み始めた。

いや…読むと言うより、めくってるだけって表現が正しいかな？(￣▽￣;)

空「そういえば元気が無いと思ってたけど気のせいだったかな…」

『まぁ、今元気そうだし、大丈夫でしょ！』

━━━━━━━━━━━━━━━
私達が帰った後の話。

空くんの話によると…

(空「ミーくん、そろそろご飯に…」

ミーくんを呼びに階段をおりる空

ミーくんはテーブルの足に背中を擦り付けていた

空「背中かゆかったの？」

ミーくん「ｺｸｯ(スッキリ)」)

1人でも背中をかける方法を発見してまた少し成長したらしい。