ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ20)

今日:18 hit、昨日:6 hit、合計:3,137 hit

68話ページ20

それは少しの変化だった

他月「ドラゴンにいさおか…
人の名前以外でもっと他になかったのか…」

空「名前の響きが好きなんだって」

『朝ちゃんらしいと言えばらしいけどね』

ミーくんはドッグフードを食べ、コニーとコハクは眠っている

他月「それにしても面倒見のいいドラゴンでしたね」

カエデ｢そうですねぇ、“お兄ちゃん”って感じがして」

お兄ちゃんという言葉にミーくんが反応した

『そう見ると、ミーくんとコニーって弟っぽくない？』

カエデ「そうですね、逆にコハクはドラゴンと同じでお姉さんっぽいです」

空「あー…確かに

そういえばこの間も……」

そう言いながら最近のことを話し始めた

空「俺がお風呂掃除してた時の話で、ミーくんは手伝おうとしてくれてたみたいなんだけど…」

(空がお風呂掃除をしているとミーくんはお風呂場へと駆け込む

ミーくん「(だだだだだっ)」

空「！ミーくん!?待って！ストッ…」

ミーくんは勢いよく滑ると頭から壁に激突。

ゴッと鈍い音がお風呂場に響いた

空「(だから言ったのに……!!)」)

空「…って事があって

別の日にも……」

(空「2階から洗濯物持ってくるね」

空が2階に行った瞬間、電話の音が鳴り響く

ミーくんはいつも空が電話に出ていた事を思い出した

急いで電話に近づき、受話器をとる

「あ、もしもし？柏木さん」

ミーくん「わんっ」

「え、柏木さんっ？」

ミーくん「わんっ」

「えっ…わんちゃん？あらっ、なんで？」

ミーくん「わんっ」

ミーくんが受話器に向かって吠えている所を見て、空は洗濯物を落とした

空「すみません、うちの犬が～」

「いいのいいの！お利口なワンちゃんなのねぇ」)

空「って事があってさ」

他月「ははっ

ミィは本当にお兄ちゃんと言う感じがしないよな。面倒見るより見られる側だろうし」

ミーくん「……！」←ｸﾞｻｯ

他月「可愛がられるタイプだな」

空「あぁそうかも！」

『まぁ、元々めっちゃ可愛いけどね』

空「確かに！

だから今夜は絵本2冊なんだよ。ねっ、ミーく…」

そう言ってミーくんの方を見ると誰が見てもわかるほど落ち込んでいた

空「(あれ？ミーくんどうしたんだろ…)」

ミーくん、めちゃくちゃ落ち込んでない？

他月「(落ちこんでる･･･)」

ｶｴﾃﾞ｢(すごく落ちこんでる･･･)」

ミーくん「(ずーん)」