ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ19)

今日:28 hit、昨日:6 hit、合計:3,147 hit

67話ページ19

私達に向けて他月くんはコソッと声をかけた

他月「柏木、A、さっきの日光の話だが…」

空「わかってる。合わせておけばいいんでしょ？｣

『他月くんの事だし、何か理由があるんだよね？

分かってるから大丈夫だよ』

他月「……」

一瞬目を大きくしたがスっと柔らかく目元を細めた他月くんは私達の肩にぽんっと手を置いた

朝「じゃあお邪魔しました」

空「あっ、途中まで送るよ！」

一息ついたようにカエデさんの隣に座った他月くん

私はカエデさんの前に座る

カエデ｢朝ちゃん、また遊びに来てくださいね！」

朝「はい！」

カエデ「『(やっぱり女の子(朝ちゃん)は可愛いなぁ～)』」

思わずにやけてしまう

他月「顔が溶けてますよ…Aも落ち着け…」

そう言いながら紅茶を自分の分入れた後、私とカエデさんの分まで入れてくれるのだからやっぱり他月くんは優しいと思う

『あっ！そういえば朝ちゃん！ドラゴンの名前どうするの？』

朝「それなら大丈夫だぞA！
名前はもう決まってるんだ！
ペットが来たらずっとつけたかった名前があって」

空「へーどんな名前？」

朝「うん！いさお！」

いさお「……」←今日からいさお

ゴフッと紅茶を吹いた他月くんとカエデさん

『……ふぇ!?』

カエデさんの正面にいた私に紅茶がかかったのは言うまでもない

他月「……(汗)」

『おぅふ…』

カエデ「あぁあ！Aちゃんごめんなさい!!

タ、タオル～！」

うへぇ…ビシャビシャ……

空くんも驚いている

そんな中、朝ちゃんだけがいさおを抱っこしながらニコニコ笑っていた

━━━━━━━━━━━━━━━
～オ☆マ☆ケ～

カエデ「あぁ…Aちゃんの服が……Aちゃんがぁ……!!(泣)

ほんとにごめんなさい…!!」

そう言いながら涙目で私の服を拭くカエデさん

『大丈夫ですから、落ち着いてください！』

カエデ「でも……でもぉ(泣)」

『そんなに泣くことないですよ！ほんとに大丈夫ですから！』

私は未だに服を全力で拭いてくれるカエデさんの頭を撫でた

カエデ「Aちゃん…っ！」

他月「(これじゃあ、どっちが年上か分からないな…)」

この後、カエデさんが自分の服を持ってきてくれ、一時的にカエデさんの服を借りることになった

カエデさんの服が着れたのは嬉しいが←

余りにブカブカだったので少し悲しくなった← 身長150cm

いっぱい牛乳飲もう……