ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ17)

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65話ページ17

朝「素敵だな」

空「うん、すっごく感謝してる

……ってA？さっきから喋らないけど大丈夫？」

『……ううん、何でもないよ。ありがとう空くん』

少し微笑みながら伝える

空/朝「？」

ちょっぴり恥ずかしかったのは私だけの秘密で

朝「それにしてもタッちゃん戻って来ないな」

『バイト先までちょっと遠いからね』

空「じゃあその間に調べちゃおっか」

朝「調べる？」

空くんはそういうと机の上に1口サイズに切った食べ物を2皿分置いた

『確かドラゴンは個体によって食べるものが違うんだよ』

朝「へーっ！」

空「だからこうやって…」

空くんはドラゴンにお肉を近づける

『お肉はダメみたいだね』

空「ごめんね

じゃあ野菜…アスパラとかセロリは…

ダメか……」

名前を出すだけで首を振っているので相当嫌なのだろう

『ナスもダメみたいだね。私とコハクと一緒だ！

ご飯も……ダメか』

空「みかんも食べられないか…

後は…ってミーくん、ドッグフードはあげないでね!?」

ドラゴン「(ﾌﾙﾌﾙﾌﾙﾌﾙ……)」

ドラゴンもフルフルと震えながらドッグフードを食べようとしている

空「君も無理しなくていいから!!(汗)」

ミーくんはそれじゃあ……と向きを変え、コハクに渡す

空「ミーくん!?」

『あはは…大丈夫だよ空くん。

コハク、ドッグフード食べれるからさ』

コハクはミーくんが渡したドッグフードをパクリと食べた

コハク「(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)ｷｭｳ！」

ミーくん「わんっ♪」

空「……マジか、ごめんA」

『大丈夫だよ…コハクも普通に食べてるしねw』

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ドラゴンの食べられるものを調べ終わった頃カエデさんの他月くんが帰ってきた

カエデ「ただいま空くーん！って……ん!?」

空「あ！おかえり

あ…茂木さん、俺の叔母の…」

カエデ「あっ柏木カエデです。空くんがいつもおせわになっています」

空「カエデさん、この子は同じクラスの茂木さん」

朝「茂木朝です！お邪魔してます！」

お互いをじーっと見つめ合うふたり

カエデ｢(可愛い子です！空くんがAちゃん以外の女の子連れてくるなんて……っ！)」

朝「(すごくきれいな人だなぁ)」

『一緒に帰ってきたの？』

他月「いや……たまたまそこで会ったんだ」

『そうだったんだ』