ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ12)

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60話ページ12

空「ははっ、そうなの？よかった」

『私も久しぶりにクッキーでも焼こうかな？

最近忙しくて全然お菓子作れてなかったし……』

空「おっ、いいじゃん。Aのクッキー美味しいから、俺も久しぶりに食べたい！」

朝「Aのクッキー…!!私も食べたい!!(´｡✪ω✪｡ ` )」

『そ、そんなに？……じゃあ作ろっかな？

また今度遊ぶ時……』

そこまで言って空くんを見ると空くんは何かを考え込んでいる様子だった

空「…………(親父の手紙には''面白いミイラを見つけた''としかなかったから、ミーくんの意思に関係なく送ってきたんだと思ったけど。

もしそうだとしたら、何でミーくんはエジプトに帰りたがる素振りすら見せないんだろう。

エジプトにはミーくんの仲間だって沢山いるはず。

こんなに淋しがり屋なのに生まれ故郷から引き離されてそんなに平気でいられるものなのかな。

そういえば最初、送り返そうとした時もあんなにイヤがったし……)」

大丈夫かな……？

朝「なぁなぁ、空ちゃん、A。
そういえばさっき言ってた友達は呼んだのか？」

空「あ…うん。ちょうどバイトが終わったから今から来るって」

『絶対喜ぶよね！』

空「うん。きっとスゲー喜ぶよ、他月｣

しばらくお話しているとミーくんとコハク、ドラゴンが遊んで欲しいのか朝ちゃんの足元でぴょんぴょんしていた

朝ちゃんはそんな様子を見て一緒に遊んでいる

朝「がおっー、三人ともちゃんと掴まってるんだぞ？
いいかー？暴れ馬だーっ！」

馬なのにガオーなのが気になるがそこも可愛い……ｯ！

これ以上天使が増えたらほんとに私死んじゃうんだが!?

空「遊んでくれてありがとね」

朝「これくらいお安い御用だぞ！楽しいし」

ミーくんとドラゴンとコハクは気に入ったのか、もっと、もっと！と朝ちゃんに要求する

可愛いなぁと思いつつパシャっとカメラに収める

朝「はいはい。これから来るのって同じクラスのタッちゃんだよな？」

ん？……タッちゃん？

………あぁ他月くんのことか！

空「…タッちゃん？」

『うんうん！他月くんだよ～。そのあだ名で呼んだら他月くん少し思考停止しそうw』

朝「3人は学校以外でも仲良んだな！」

空「『幼馴染だからかなぁ』」

その時、誰かがきたことを告げるチャイムがﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝっとなった