第二話 ページ3
晴『ここが俺たちの家。
そんでこれからはAちゃんの家でもある。
緊張せずどうぞ。』
車に乗せられること30分ぐらいで到着した、いかにも「カナダの家を意識しました」
という感じの家は「WHITE FANG」と書かれた看板がかかっていた。
？「兄さんおかえり。...あぁこの子が例の。」
晴「そうそうAちゃん。Aちゃん、これが蒔麻」
蒔「よろしくね、Aちゃん。」
あぁこれが例の双子か。
「...よろしく」
？「うっわ、零に似たやつがもう一人。可愛くねぇ。」
晴「こら亜樹。そんな言い方するな。
ごめんねAちゃん。これが亜樹。」
「よろしく」
蒔麻と違って亜樹は難しいな。
晴「それで話って？」
『すまないが、英語の方が話しやすいんだ。英語で頼む。』
日本語はどうも昔を思い出して嫌な気分になる。
晴『了解。そんで話って？』
『私は海棠の籍に入るつもりはない。
あの時引き取るつもりだったのは零だけだろう？
私を引き取る理由は海棠夫婦にはないはずだ。
だから私は海棠籍に入るつもりはないし、日本で暮らす気もない。』
晴『...うーん。籍はどうしようもないかな。
Aちゃんが成人するまでどうにもならないし。
それとAちゃんを引き取る理由はあるよ。
零がね、ずっとAちゃんAちゃんうるさいんだ。
施設でもずっと一緒だったんだろ？
もーずーっとAちゃんの話を聞かされてきたわけ。
零を引き取るにあたってAちゃんを引き取ることは必須なんだよ。』
何だその理由は。
それだと私は付属品じゃないか。
まぁそれでもいいのだけれど。
『それでも私は...(零『俺はAと一緒に暮らしたい。』
晴『ほら零も言ってることだしさ。
考えてみない？』
考えてみないかと言われても。
私はカナダでいると決めたんだ。
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iru(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。スパラバ最高ですよね(笑)これからも更新頑張るのでよろしくお願いします。 (2018年1月13日 14時) (
レス) id: a865448433 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - スパラバ大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年1月13日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iru | 作成日時：2018年1月7日 0時
