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得体のしれない感情に戸惑うも、さっきの彼の表情が忘れられない。色っぽいような無邪気のようなあの顔が。
なに、これ……?
今まで経験したことない、気持ち…
ソイ「A、A。おーい。…死んだ、かぁ…」
暫くポーッとしてたようで肩をガクガク揺すられハッと我に返る
『あ、あぁっ…?はい、はいはい何?』
ソイ「どうしたの、急に死んで。なんか見えたの?てか急に黙ってバカみたいにボケっとするのやめてくれない?こっちの身にもなってほしいんだけど。というかそもそも『あーーーうん。ほんとごめんって』…で、何があったの」
『笑わないって約束してくれるなら話すけど』
ソイ「約束する」
そう返事したのに頷き今あった出来事を私は話し始めた
『―――ってなって…。これなんかの病?』
ソイ「そうだね、病気だと思う。そこまで言って気づかないなんて重症だよA」
『え!?やっぱり病気!!?なんて言う病気か分かる?ソイソイ』
ソイ「病名は“鈍感”だと思うけど」
『は?私のどこが鈍感だよ?なんなら鋭いだろ』
ソイ「鈍感じゃないならただの馬鹿ってことになるね」
『はぁっ?あーもう!つまりどういうことだよ!?』
全くコイツはディスらないと生きてけないのか。
せっかく可愛い可愛いクラスメイトが悩んでるってのによぉ。
…可愛いはちょっと言い過ぎた。プリティだな。うん。
ソイ「はぁぁぁ…1回しか言わないからよーく聞いてよ」
『うん、任せて。耳には自信あるんで』
ソイ「リード君の姿見て胸がバクバクするとか電撃が走ったとか…それは所謂“恋”ってやつしかなくない?」
『……え』
こい…恋…?私が?リードに?嘘でしょ…
いや、でも…
『ちが…うと思う、よ?だって、だって!好きになったらそのコのことずっと目で追いかけたりそのコしか考えられなくなるんじゃないの!?わたしは…違うもん…』
ソイ「ふぅーん、まぁいいよ。どうせそのうち行動に出てくると思うから。じゃあ戻るよ」
『いいや!絶対行動に出ないね!だって好きとかじゃないし!…多分』
ソイ「はいはい帰るよー」
絶対…絶対違うから!!ちょっと、ちょっとだけカッコいいなって思っただけだし!!!決してそんな、好き…な、んて…
ダメダメだよ、ソイソイの暗示にかかるな私…
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うぃぐこーむ(プロフ) - にゃんこさん» コメントありがとうございます。自分語りになってしまいますが本当に女装は良いものです、素材が良ければ尚良し。期待に添えているかどうか分かりませんが、読んで頂き心から嬉しく思います (6月15日 22時) (レス) id: 52f4e279a8 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - わかりますよ!!めっっちゃわかります!!!リンディちゃんとイルミナティちゃんめちゃくちゃかわいいですよね! (6月15日 20時) (レス) @page50 id: cd59cd64ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うぃぐこーむ | 作成日時:2022年1月5日 13時