【魔入間】散る花咲かせて

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“王の教室(ロイヤル・ワン)”……それはかつて魔王が使用したという教室。
今は固く禁じられ使用されていない

まさかイルマがそんなこと考えてたなんて…ｽﾞｽﾞｯ
美味しっ。甘さ丁度良いし


そんなことを呑気に思っていたらバチバチと見るからに苛立っている先生の姿

あばばば、これはまずいんじゃあ…？

だが彼は臆さずに言った



入魔「俺たちが“王の教室(ロイヤル・ワン)”を使用するに足る生徒だということを証明しよう。

2週間以内に教員、過半数の移動許可書を集める」

カルエゴ先生「いや…教員全員(・・)の許可書を3日(・・)以内…加えてそれ相応の覚悟して……「はーい、交渉成立」…！？」



先生の手を掴み、叩(はた)いて交渉成立させ先生の口癖、「粛に」を吐き捨て彼は去った

私も淹れてもらったコーヒーをゴクンと飲み干してからみんなのあとを追いかけた


ほんと悪周期で性格変わるなぁ





『ね、行けるのかな“王の教室(ロイヤル・ワン)”！』

ソイ「いや…どうだろう。分かんない」

『だーよねぇ〜。ほんとに集められんのかね』

エリザベッタ「Aちゃん？誰と話しているの？」

『ん？あー…独り言！姐さんはどう思う？行けるかな？』

エリザベッタ「そうねぇ…案外行けちゃったりして？」

ケロリ「その可能性はありそうですよね」

『まぁ行けたらいいね！』



そんな会話をしているとイルマが声を上げた



「やってやろーじゃねーか、俺達で教師全員籠絡！

先鋒はお前だ、アンドロ・Ｍ・ジャズ！！カルエゴ卿の私物を盗る！！！」



はあ！？マジかよこいつ！！！あのカルエゴせんせーを！？
大丈夫なのか？何か考え、あるんだろーな…

ま、「どうせはみ出すなら思いっきり問題児(アブノーマル)でいこうぜ」なんて言われりゃ火ぃつくよな？
あと設備いいらしいし。文句はないもんね。



それから適材適所、各自得意の分野の先生からサインをもらうため出向いた


勿論私も。

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