え！？トリップ！？なんかよくわからんけどとりあえず目の前の沖田がカッコ良すぎて殴りたい

人生って何が起こるかわかんないね ページ2

マズい…非常にマズい事になったぞ…？


首筋には冷たい金属の感触。


「さァ、早く話しなせェ。なんであんな所に居たんでィ。」


目の前には、沖田総悟。


あれ、一体なんでこうなったんだっけ？


一体どうしてこうなったんだっけ？


事の始まりは数時間前に遡る。


――――家にて――――


『あぁ、トリップしたいなぁ〜。』


うちはとにかくトリップしたいと願うアタオカのバカなピチピチのJKです。


『〇ンターハ〇ターにもトリップしたいけどお〇松さんの世界もいいなぁ…あ！！あとは銀魂とか！』


うちはパソコンでトリップサイトを調べ始めた。


『んぁ？なにこれ。”異世界への旅”？面白そう！早速やろっと！えーっと、どの世界にしようかなぁ…ハン〇ーハンタ〇にしようかな…いや、〇そ松さんもいいなぁ…銀魂…銀魂いいな！よし、銀魂にしよう！』


軽い気持ちでやったトリップサイトだった。その後も色々項目を埋め…


『できた！よーし。ポチっとな！』


送信した。


『んふふーっ！明日トリップできてるかなっ！？てかそろそろ寝ないと…。』


明日に備え、うちはもう寝ることにした。


そして、朝。


目が覚めると、何かがおかしいことに気づいた。


何がおかしいって聞かれると困るんだけど…。なんつーか空気が違うっていうか…とにかくここは自分の居た世界とは何か違うと思ったんだ。


『えっ、もしかしてトリップ成功したのかな？いやまさかねー。あはは、寝起きで頭がおかしくなってるんだ。元からだけど。外に出たらわかるさっ！』


扉のドアノブに手をかけた。そこで気がついた。さっきの違和感に。


服が、違う。


いつものあのイ〇ブイがついた半袖短パンのパジャマじゃない。〇ーブイって可愛いよね。めっちゃグッズ集めてるよ。←


今うちが着てるのは、袴。


ん？まてよ…？この服…アレじゃね？寝る前にやったトリップサイトで決めた服じゃね？


…………あはは、なんでこんな服着てるんだろー？


じゃ、じゃあ、顔はどうだ！？そこは変わってないだろさすがに！！


うちは部屋のなかにある小さな鏡を覗き込んだ。


『え…マジかよ…。』


そこに居たのはうちの全く知らない美少年だった。


いや、違うわ。これうちやわ。トリップサイトで決めた容姿と全く一緒なんですけど。


『すげー、ちゃんと変わってるんだ。』


じゃなくて！！


『え、マジ？マジで言ってる？マジでトリップしたの？銀魂の世界に？え、マジで？』


マジ？

どこでもドアってすぐ消えちゃうんだね→←設定…?

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