【魔入りました!入間くん】問題児クラスに無愛想なのに愛される不思議な悪魔が居ります。

42話 ページ43

sideアヴィド

ハナビってのを作るらしいんだ。

入間｢アヴィくん家は誰が来るの？｣

本祭？

アヴィド｢ととは学校関係者だから居るのは絶対として…｣

かかは忙しいみたいだし。

アレは来て欲しくない。

アヴィド｢上に1人兄居るんだけど…多分来ない。｣

来て欲しくないし。

アヴィド｢来たらAが不機嫌になるし。｣

入間(お兄ちゃん居るんだ…)

ゆーて、オレも嫌い。

もう、ほんっとに嫌。

A『アヴィ!!アヴィ!!』

？？

アヴィド｢なぁーにぃ？｣

慌ててる。

A『ラオが来た！匿え！』

はい？

｢可愛い可愛いオレの兄妹〜♡｣

わー…

アヴィド｢やだよ！匿ったらオレが兄ちゃんに怒られる！｣

A『アヴィ!!』

入間(何事？)

A『入間！中に入れろ！』



入間｢どうしたの？｣

アリス｢取り乱すなど珍しいな。｣

A『…』

隅っこで眼鏡かけて黙ってる。

アヴィド｢認識阻害眼鏡まで買って…何してんの。｣

バン！

荒々しくドアが開くと同時にAはビクッとする。

アヴィド｢兄ちゃんじゃん。何してんの？｣

白いベリーショートな髪。

白目が黒くて目が白い。

少し褐色で左頬に３本の爪痕の古傷がある。

白いシャツに黒いダメージジーンズ。(多分元々、普通のジーパン)

クルック・ラオネン

愛称はラオ。

ラオ｢兄ちゃんさぁ、A探してるんだ！良い子のアヴィなら匿ってるんでしょ？何処にいるの？｣

ああもう最悪。

あ、逃げた。

ラオ｢アヴィ？｣

ヘルシャフト｢おいこら。｣

とと…声低！

ヘルシャフト｢何しに来たの？｣

ととの肩にはAが居る。

A『…』

ラオ｢えー、イイじゃん。てかAおいで。ギューして？｣

A『…』

口すら聞きたくないの？

ラオ｢ねーぇ、早くしないとォ……壊しちゃうよ？｣

こっわ！

だからコイツ嫌いなんだよ！

気分の浮き沈みが激しいどころじゃないもん！

ヘルシャフト｢オレの愛娘の何を壊すか言ってご覧？｣

ととの殺気も怖！

A『まさに水と油だな。』

遊ばないで。

A『あ、カルエゴだ♪』

ちょっとぉぉぉぉ!!置いてかないで！

カルエゴ｢ようやく来たのか。｣

あ、来た。

不登校だもんね。

ラオ｢……｣

兄ちゃんって女の子と家族以外に口聞かないから…

あ、A抱こうとしてる。

A『こっちに来るな、生ゴミ。』

辛辣……

ラオ｢やぁぁん、ツンツンしても可愛い〜!!｣

オレが嫌いな理由の1つ、妹にドMなとこ。

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