36話 ページ37
sideカルエゴ
A『カルエゴ♪』
機嫌がいい。
アカツキ「お嬢の趣味は良く分からねーですわ。」
A『知らないままでも問題ないだろ。理解しなくても構わない。』
アカツキ「へーへー。」
クルック先輩とアカツキという男が話し出した。
A『カルエゴ。』
カルエゴ「邪魔はするなよ。」
(追い出したりはしないんだ……)
(クルック先生の娘さんだからなのかな…)
モモノキ(くぅ!狡い狡い!!)
A『♪〜…♪〜…』
ポツリと小さな声で歌を口遊む。
A『♪…♪…』
アメリ「先生、資料が出来まし…」
生徒会か。
ストンと私から降りるA。
引き止めたい…
A『カルエゴ、また後でな。』
ヘルシャフト「えー!Aー!行っちゃうの?」
A『アカツキが戻ってきたなら用はないしな。』
カルエゴ「影にでも潜むのか?」
A『カルエゴでも内緒なのだ。』
イタズラに笑う顔を仮面の下に隠して去っていく。
カルエゴ「…」
無邪気にイタズラに笑うあの顔が懐かしい…
私の前ですら仮面を取ることが減ってきた。
(ひぇ!カルエゴ先生また機嫌が悪くなってきた!!)
(さっきの1年生来ないかな!?)
ヘルシャフト「よし。採点おーわり。生徒締めてこよ。」
犯人分かったのか。
ヘルシャフト「てか、あれくらいAとアヴィならずっと昔にこなせてるのに。アヴィですら出来るのにどういう事なの。」
(ご子息が天才なのかと!)
カルエゴ「アヴィドもなかなかに優れてますから。」
ヘルシャフト「へー。アヴィを評価するんだ。」
カルエゴ「貴方のご子息が優秀なのは事実です。」
ヘルシャフト「…Aが基準なの。ボクの世界は。」
ボーダーラインが高過ぎる。
ゴミを選別している私でもそこまで高くしていないぞ。
カルエゴ「ご令嬢はお言葉ですが、天才児という物です。生まれ持った力が強いからゴミと比較するにはあまりにも…」
ヘルシャフト「そうなんだよねー。赤点ばっかだから理事長にもっと緩くしてって怒られちゃったし。サリバン様に言われたから緩くしたのに赤点多いんだけど。これ以上優しくするなんて…!産まれたてのAより雑魚ならやめた方が良くない!?」
分からなくもないが。
A『なあなあ!』
戻ってきた。
A『ダディーの問題用紙もらった!採点しろ。』
((クルック先生に命令形!?))
ヘルシャフト「良いよぉ♡」
デレデレしている。
気持ち悪い。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください! (2020年6月10日 10時) (レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです!これからも頑張ってください! (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます! (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年4月11日 19時