25話 ページ26
side入間
A『……』
カルエゴ｢ええい！離さんか!!｣
カルエゴ先生に抱きついてる。
アヴィド｢気をつけてねー。｣
暗くなってきたし帰ろうって話が出てるんだけど…
A『…』
アヴィド｢先生困ってるよ。｣
A『……』
カルエゴ｢ｯ!!｣
涙を浮かべて先生を見るAに怯む先生。
カルエゴ｢シチロウ、少し残る。｣
シチロウ｢そっかぁ〜。｣
シチロウ(カルエゴくんも離れ難いのかな？)
入間｢お邪魔しましたー。｣
アヴィド｢またね〜。｣
家の前まで手を振って見送るアヴィくん。
sideカルエゴ
A『カルエゴ！』
嬉しそうだな。
ヘルシャフト｢あれ。帰ってないの？｣
カルエゴ｢帰らせてくれないんです。｣
ヘルシャフト｢あ、そーだ。カルエゴってワイン飲む？｣
なんだ、急に。
カルエゴ｢飲みますけど。｣
アルテ｢Aちゃん、先生離さないと。｣
そんな分かりやすく項垂れなくても…
カルエゴ｢体調を万全にし登校しろ。｣
A『……』
締め付けるな！と強く言えたら…
言ってしまったリスクがどうなるか。
また距離を置かれてしまえば、こうやって私に抱きつく事もなくなる。
そうなるのは避けたい。
カルエゴ｢…お前がまた寝るまで付き添ってやる。｣
A『…！』
素直な表情だな。
アヴィド｢へぇ〜。優しい〜。｣
カルエゴ｢喧しい!!｣
茶化すな！
カルエゴ｢不要な夜更かしをするようなら厳粛に処罰するからな。｣
A『わ、分かった…』
魔力使い過ぎて、案外すぐに寝た。
風呂入ってる間はアヴィドの課外授業と化したが…
ヘルシャフト｢ほい。｣
紙袋を持たされた。
ワインが数本入ってる…
ヘルシャフト｢帰ってから飲めよ。｣
カルエゴ｢…頂きます。｣
アヴィド｢あれ、帰っちゃうの？｣
風呂上がりなのが見てわかる。
アヴィド｢襲わないんだ。｣
カルエゴ｢襲うか、バカ者。｣
ヘルシャフト｢だから気持ちがないなら盛大に振れよ。｣
気持ちがないわけではない。
カルエゴ｢夜遅くまでお邪魔しました。失礼します。｣
カルエゴ｢…また明日、お茶を作って私のもとまで来るように。｣
布団をかけ直して頬を撫でる。
すやすやと私の腕の中で眠る。
ずっと見ていたい欲を我慢して
A『…かる えご が すき』
その言葉に返答したい気持ちを我慢して部屋を出る。
自宅でワインを開ける。
カルエゴ｢A…｣
変に恋しくなるのはワインが変に回ったせいだ。
寝よう。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
