男女恋物語~jin8~ NO.2 (ページ2)

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涙が止まらない。

「嫌です。

最後なんて言わないでください

私、尽八のこと」

東堂「俺のこと、何？」

「最後なんていやです。」

好き、、、なんて言えない。

私は尽八のティシャツの裾を握りしめた。

東堂「可愛い顔が台無しにだぞ。そう言って私の頰に手を当てて、指で涙を拭ってくれた。」

呆れたのか、
泣き続ける私を引き離すように、裾を握っていた手は無理矢理はずされた。

でも、尽八君の手は私の手を握ったままだった。
そして私の手を見つめて

東堂「彼氏とは結婚するのか？」

私の左手の薬指にはあの指輪。

首を大きく横に振って違うと主張した。

「これは無理矢理はめらて。」

東堂「そうか。」

そう言って私の手を一握りしたあと、私の指から指輪を抜き取った。

その指は横にあるテーブルの上においた。

私もよくわからなくて尽八君を見つめると、私の手を尽八君の口元に持っていき何もハマっていない薬指に口付をしてきた。

そうして反対の手で私の頰を包み込んで、私の唇を親指でなぞった。

そして尽八君の顔が近づいた。

この距離だもん。キスされるってわかる。

距離が近づくと同時に私も目を閉じて尽八君のキスを受けいれた。

少ししてまた離れて目を開けると、またじっと見つめてられてキスをされる。

東堂「今回は事故じゃないから」

頷くとニコリと笑ってまた啄ばむように繰り返されるキス。

何って優しいキスなんだろう。

もっとしてほしい。

顔が離れたとき

尽八君を誘うように唇を舐めた。

東堂「ほんと、君は俺をどうしたいんだ？」

そう言って尽八君の手は私の後頭部に回されて、そのまま押し倒される様にしてキスをされた。さっきより深いキス。

尽八君の舌に絡らめられ、呆気なく私の舌を引きずり出された。

東堂「可愛い。」

時折かけられる言葉に酔いしれそうになる。

その時、

RRRRR

私の携帯が鳴った。

キスが一旦やみ、尽八君が身体を起こしてくれてテーブルにあった携帯を取ってくれた。

名前を見て、田上浩一というディスプレイ。

カタカタと震えが止まらない。

自分の欲に任せて尽八君とキスしてしまった。

こんなの知られたら、あの動画。

怖い。

浮気できない様に跡つけておくから。

そう言いってつけはれた後。

痛むはずのないない方にある内出血の後が痛く感じる。