男女恋物語~arkt~ NO.2 (ページ9)

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54 男子寮にいる女子。ページ9

少し待つと先輩が戻ってきた。

荒北「ほら、持ってきたぞ。早く着ろや」

とジャージを渡されたのでそれを着て男子寮に潜入した。

先輩の部屋に着くと、

荒北「シャワーあびてェ。花火くせェ」

新開「俺も」

新開先輩はこちらをみて

新開「靖友！！服かしてやれ。Aもシャワー浴びてこい」

「え？？？このままでも大丈夫です！！
でも先輩たちがお風呂行くなら私やっぱり子寮にもどります」

荒北「なんで全部俺何だよ。でもまァ大丈夫ダヨ。外で待っててやるから」

新開「じゃあそれで決まりな。」

先輩はタンスからジャージとTシャツを取り出し、タオルとお風呂ｾｯﾄを渡してきた。

「え？？？？あ、じゃぁ、わたしのが時間がかかるので先輩先に入ってきてください。
ここで待たせてください。」

荒北「わァったよ。」

と言ってわたしの手からお風呂ｾｯﾄを取り二人はお風呂に向かった。

一人で先輩の部屋で待つ。

間取りは女子寮と同じだな。しかも先輩のベットの位置も多分同じ。

テレビの前に2年生の仲良しグループの写真が飾ってあった。

物が無い、意外と教科書とか持って帰ってきてる。勉強するんだ。

先輩口悪いけどきっと自転車部のみんなが大好きなんだろうな。

いつも寮に帰れば誰かいて、部活に行けばみんながいて当たり前になってた。

今日もし寮に帰ったら一人で、なんとなく帰りたくなくて先輩たちの優しさに甘えてしまった。

少しすると先輩が戻ってきた。

シャンプーの香りがする。改め自分が花火くさい。

荒北「オイ行くぞ」

と言ってシャワー室に向かった。

先輩のお風呂ｾｯﾄを受けとり、先輩はここで待ってからァといってシャワー室に押し込まれた。

自分なりに早くシャワーを浴びた