男女恋物語~arkt~ NO.2 (ページ45)

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90 ベプシは彼。ページ45

バレンタインの朝、朝練があった。

せっかくだし先輩にベプシを用意した。

朝練がおわって一緒に寮にもどる。

「ジャジャーン！なーんだ！？」

荒北「あ！ベプシ！くれんの？」

「はい。どーぞ！」

荒北「なんか気味が悪いな、なんかあんの？」

「え！？今日バレンタインですよ！！！」

荒北「あー、そういうことか！サンキュな」

「はい。寒いけどまだまだ頑張って行きましょう！」

荒北「お前彼氏には用意してんだろ。チョコ」

「してますよー昨日作ったやつ」

荒北「そうか。」

「中身同じのやつ先輩も貰えますよ！」

荒北「はぁ？」

「昨日部員分みんなで作ったんです笑」

荒北「あーそうか、確かに去年もマネから貰ったな」

「はい！それです」

荒北「俺の分はAチャンからもらいてぇな」

「じゃぁ私が配りに行きますね！」

先輩とは部員として仲良くしてる。先輩に嫌われてないって思うだけでホッとする。

お昼休みはやっくんと食べた。

そのときやっくんにチョコを渡すと凄く喜んでくれた。

キスされた日から少しだけ溝が出来ていた気がする。

安田「チョコ貰えるとおもわなかった」

「えー？そんな薄情じゃないよ。いつも優しくしてくれて、気にかけてくれてありがとう」

安田「こちらこそ、ありがとう」

あの日傷つけてしまったのが気がかりだったけど久々のやっくんの笑顔が嬉しかった。