男女恋物語~arkt~ NO.2

86 賭けにかけた俺。 -荒北side- ページ41

-荒北side-


Aチャンに彼氏が出来たらしい。


噂で聞いただけだし、実感がなかった。本人から直接聞くまでは信じない様にしていた。


年末のレース賭けに勝ったら、無理矢理でいいから彼氏と別れさせて俺の側に居てくれって言おうとした。



でも負けちまったなぁ。。。鉄仮面強すぎ。



あいつ真面目チャンだから多分俺とのこと悩んでると思う。


ソロソロハッキリさせないといけないな。そう思って夜呼び出した。


呼び出して、やっぱり彼氏が居るからともう俺との関係は辞めたいと言ってきた。
どんだけ真面目ちゃんなんだよ。


泣かれるとホントどうしていいかわからなくなる。今抱きしめたら多分もう離せなくなる。

やっぱここはその彼氏に来てもらうしか無いから来させて俺は寮にもどった。


新開「靖友！！お前どこ言ってたんだよ」

「んーちょっとな。」

新開「目つき悪いな、A関連とみた」

とBQNポーズ

「ウッセェな、もともとこういう顔ダァ」

新開「俺で良ければ話聞くけど」


「ンー。俺Aチャンのこと好きだったみたい」


新開「おい。今更かよ。

てか、おめさんたち付き合ってなかったのか？」


「ンデそうなんだよ。。つきあわねぇよ。あいつが俺のこと好きかわかんねぇし。俺の一方通行」

新開「お前らほんと鈍感すぎる。まぁ失恋でついた心の傷は、新しい恋で埋めるに限るな！！！」


「そういうもんか？」


新開「凹んでるときに受け止めてくれる相手がいるっていうのはいいぞ。」


話がおわったので
俺は部屋に戻って、自分の腕をみた。

いつも付いてるミサンガ、これを見るとあいつを思い出しちまう。


だから俺はこれを外す事にした。

もう付けることはないだろう。


でも捨てることはできなくて、机の中にしまって置いた。

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