85 彼を思う彼女。-安田side- ページ40
-安田side-
今日は部活の、大会だって言ってた。
でもその夜にコンビニ近くの公園に呼び出されたから向かった。
そこにはAと一緒にいる荒北先輩の姿を見つけた。
その瞬間俺は、凄く不安になった。
恐々近づくと、荒北先輩は、Aの事よろしくと言って帰ってた。
Aは泣いた後のようだった、
「どうかしたか?」
A「やっくんと向き合いたいから、先輩とは離れる事にした。今まで不安な思いさせてごめんね。」
泣きながら、それを言う。
「ありがとな、先輩より絶対俺のこと好きになってもらうから」
A「うん。ごめんね」
「大丈夫だって、胸かしてやろうか」
そういうとAは俺の腕の中で泣きじゃくった。
背中に手を回すとき少し躊躇してしまった。
自分が思ったよりずっと小さくて柔らかかった。どれぐらい力を入れていいかわからない。
自分じゃない人のことを思って泣いている。この事実はすごく悔しい。
小さな背中を抱きしめて、大切にしていかなければならない。そう思った。
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只野いるか(プロフ) - 明音さん» ありがとうございます!続きもあるのでお楽しみください(^^) (2019年2月17日 7時) (レス) id: c1e39ac6d2 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - ウフフフフフフ (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - イヒヒヒヒヒヒ (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - アハハハハハハ (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - あたまかなやわさはら (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:只野いるか | 作成日時:2018年3月22日 15時