男女恋物語~arkt~ NO.2 (ページ15)

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60 ツンデレの彼。ページ15

先輩は頭を首元に押し付けてきた。

「先輩ッ？？？？ちょっとくすぐったいです。」

荒北「春日チャンのこの匂い、癖になる」

「え？？匂い嗅いでたんですか？？」

荒北「俺のシャンプー使って、俺の服着てるはずなのになんでこんな甘い香りになるんだろうなァ」

「先輩は！髪の毛がサラサラですよね」

そう言って横向きだった私は上を向き先輩の顔が見えるように体勢を変えた。

荒北「これはもともとだ。昔長かったときはこんなんじゃなかった」

そう言って自分の前髪をつまんで、見ていた。

いつもの怖い目つきと違って寄り目になっててなんだか可愛い。

「長かった時ってヤンキーのときですか？？笑」

荒北「お前！！！知ってたのか」

「こないだ寮で葵先輩に聞きました。」

先輩は恥ずかしそうにしていた。

「でも今の先輩は、優しいです。それにカッコイイです。」

荒北「オ、オウ。あんまほめんナ」

そう言って私の頭を撫でた。

「先輩？？」

荒北「なんだァ？」

「私も先輩の髪の毛触りたい」

荒北「あー別にいいけど、そんないいもんじゃねェよ」

「じゃァ失礼します」

といって先輩の髪の毛に触れた。

荒北「別に普通だろ。」

「はい笑。女のこと違って固いです。でもサラサラ。」

荒北「当たり前だろォ俺男だからな」

なんかおかしくなって先輩と笑いあった。